* 『中国旅行がしたくなる本』 *


書 名:『中国旅行がしたくなる本』
著者名:和田正信
出版社:連合出版
発行日:1995年11月10日
価 格:1456円(本体価格)
目 次:

一 万里の長城初日の出ツアー
二 旅行業者百名の女性が出会った中国
三 コネ社会中国の楽しみ方
四 何かが過剰な国としての中国
五 「差不多」――中国を理解するためのキーワード
六 この夏、羊飼いになろう!
七 生きること食べること
八 中国の時はゆっくり流れる
書評の抜粋:

毎日新聞
「ところがこの和田さんというかたは、思索癖がある。みずからが『商品』を立案し実行する過程で出あった個々の経験を出発点に、それらを一貫する本質的なものをさぐろう、とする性向がつよい。そういう人が、『中国とはなんだろう』『中国人とはなんだろう』『旅行とはなんだろう』と問いつづけた経過を書いたのがこの本である。」
「日本人は、中国で日本へ行ったことがある人に会うと判で押したように『お刺身は食べられましたか』ときくそうだ。相手が『はい、おいしかた』と答えると不満で、『気持ちが悪くて食べられなかった』と言うと『ええそうでしょうとも』と満足するのだそうである。どうも日本人は何かにつけて、自分たちは特殊だ、と思いたがるらしい。『この差異は何だろう。中華の国と辺境の国の違い、貧しても王道を歩む民族と富んでも脇道を歩む民族の違い、といっても、大きな的外れにはならないはずだ』と和田さんは言う。
 いたるところ、おのずから『日本人とはなんだろう』の考察にもなっているのがおもしろい」
(1995年12月4日/高島俊男氏)

日本経済新聞
「日本的常識が通用しそうで全く通用しない中での引きこもごものエピソードを、軽妙なタッチでつづっている。」(1995年11月28日)

琉球新報・山梨日日新聞・その他(共同通信)
「サービスが悪く、無愛想で排他的。そんな中国の悪印象も、筆者の筆を借りれば、全く別な魅力に見えてくる。」


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