* 北京胡同(横丁)物語 * |
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<「胡同」ってなに?>
辞書を引くと、「横丁」とでてくる。悪い訳ではない。「横丁」。この言葉から日本人はどんな風景を想像するだろうか。華やかな通りをひとつ折れる。街の別な顔が現れる。庶民的で、活気があって、少し小便臭くって、少し涙っぽい。「恋文横丁」とか「アメヤ横丁」とか……。ネオンサインや人々の雑踏を思い浮かべるのは私だけだろうか。そうかもしれない。もともと「横丁」には、そんな意味は含まれていないのだろうから。もし、私と同様に、ネオンサインのまたたきや、買い物客の雑踏を思い浮かべるのであれば、それは、「胡同」とは違う。
つまり、「胡同」という言葉にピッタリ当てはまる訳語は、どうも、日本語にはないらしい。
東京や大阪の下町にも、どこか、こういう「路地」は残っているのかも知れない。ただ、北京という街は少し違う。下町だろうが上町だろうが、街中至る所に「胡同」がある。街の真ん中、東京で言えば銀座や大手町にあたるところにも、「胡同」があり、女たちは立ち話をし、子供は宿題をし、年寄りは鉢植えの花を育てていることである。近代的な高層ビルが建ち並んでも、そこから、人々の生活の匂いが消えない。それが、北京という街の不思議さである。北京にある「胡同」の数は、三千を越えるという。北京の街を歩いたらいい。三千という数字が誇張でないことが分かる。大通りを脇に入れば、「胡同」がある。その「胡同」を抜ければ、別な「胡同」がある。街中に「胡同」がある。北京の街のなかに胡同があるのではない。逆だ。胡同のなかに北京という街があるのだ。 そんな北京という街の不思議さを伝えたい。それが、「北京胡同(横丁)物語」だ。 |
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