10月1日の国慶節を過ぎた頃から、街路樹が次第に黄の色を濃くして行くのが分かる。 先ずは、楡の木。尖った葉が、他の木に先んじて、黄色みを帯びてくる。風が吹くと、葉が飛ぶ。やがて、風がなくとも、落ちるようになる。カサカサかさかさ。気が付くと、枯れ葉を踏みしめて歩いている。見上げると、大抵、楡の木の並木の下を歩いている。 楡の木と同じ頃に色づくのは、楊樹。楡の木に少し遅れて槐。まだ、葉が落ちるほどではない。それでも、少しずつ、確実に、黄が増している。
八階の事務所から街を遠望すると、日に日に、街全体が黄色くなって行くのが分かる。