街角の歌声メニュー | 旅チャイナ・トップ | 中国旅行大全・北京編 | ホテル大全 |
レストラン大全 |
|
三輪車胡同巡り | 格安航空券 |
* 北京・街角の歌ごえ *<夏…木陰のまどろみ(2)>
こういうのは「まどろみ」とは言わない。「まどろむ」というと、もう少し幻想的・隠微的でなければなるまい。集団で、しかも、セイウチが転がってでもいるかのように、開けっぴろげに熟睡しているのは何と言えばよいのだろう。
そう言えば、昔は、役所でも公司でも夏には昼寝の時間があったものだ。昼休みは二時間。机の上にうつ伏せになったり、イスを並べて横になったり、寝ていたものだ。ほんの十年ほど前までそうだった。こっちは忙しくて昼食も取らずに駆けずり廻り、仕事先の会社に飛び込むと全員が寝ている。そんなことがよくあった。 それでも、昼寝は生きている。街頭。木陰の下。風が吹くところに。行商人、三輪車引き、車洗いなどの肉体労働者が良き伝統を守っている? 北京の街のなかに、いつまで生き残るだろう。十年? 絶滅の危機に瀕したパンダみたいなものか。 それにしても、木陰に結ぶ彼らの夢は、いったい、どんなものなのだろう? |
街角の歌声メニュー | 旅チャイナ・トップ | 中国旅行大全・北京編 | ホテル大全 |
レストラン大全 | 中国で本を出版 | 三輪車胡同巡り | 格安航空券 |