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一期一シャッター過去ログ (2006年6月〜4月)
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2006年6月28日
(北京炎天-8)
きっと、ポイントは傘なのですよね。私は何を撮りたいのか? 傘を通り抜けてくる太陽の光は魅力的です。傘に隠れていればこそ中を覗いてみたくなります。炎天の主役は傘。
2006年6月26日
(北京炎天-7)
34度のなかでも涼しげに歩く素敵なお姉さんです。ホテルの制服でしょうか。
2006年6月25日
(排隊)
地下鉄で切符を買おうと思ってびくりしました。一列に並んでいるのです。中国人と言えば「並ばない」。「並ばない」と言えば中国人。私の20年間の体験を一挙に覆す光景でした。「こんなことがあっていいのか?」。しばし、我と我が目を怪しみましたが、事実です。どうしちゃったのでしょう。
2006年6月23日
(北京炎天-6)
この光景は少し変ではないですか? 雨降りじゃないんですから。カンカン照り。親子三人がひとつの日傘で街を歩く。当たり前でしょうかしら。
2006年6月22日
(接触事故)
交通事故もここでは見せ物みたいなもので……。日本では、この場面、どういう写真になっているのでしょうかしらね?
2006年6月21日
(北京炎天-5)
暑さに負けずシャキッとしているとことが立派です。それにしても、焼けるでしょうね。海水浴でもしたみたいに。
2006年6月20日
(北京炎天-4)
よ〜く見ると、左右の肩の線がきれいですね。暑いのも悪くない?
2006年6月19日
(北京炎天-3)
女性の髪につけるピンやら小物を売っているのですが、太陽が真上から容赦なく照りつけます。大きな身体の作る小さな陰が悲しげです。
2006年6月18日
(北京炎天-2)
どんなに暑くとも、王府井に人の波が絶えることはありません。地から湧き出してくるかのようです。
2006年6月17日
(北京炎天-1)
本当に暑いです。あるいは熱い? 37度と言います。その熱さを何回かのシリーズでお伝えできればと思うのですが……上手くいきますでしょうか。
2006年6月16日
(槐樹の葉陰)
35度の炎天下。歩いているうちに熔けちゃいそうです。でも、槐樹の木陰に入ればそこは別天地。風はやさしく、葉音も涼しげ。天国と地獄は、いつも、隣り合わせにあるようです。
2006年6月13日
(驟雨)
今日は驟雨がありました。北京の初夏の雨は男性的です。ワッと降ってサッと止みます。馬の背を分けるように降ります。写真は、雨があがり、ビルの入り口で雨宿りをしていたお姉さんが出て行くところです。カッパを着た警備員の目線が可愛いです。夏の雨は馬の背ばかりか、女性の背も分ける?
2006年6月12日
(成人用品)
英語で「sex shop」と書かれている店の看板です。漢詩じゃないから縦に読まずに横に読んでください。わかりますかしら。さあ、想像力を膨らませれば何とかわかるものでしょう……。
2006年6月11日
(昼の散歩)
昨日が夜の王府井でしたので、今日は昼の王府井を紹介しましょう。こんな、感じです。歩きながらものを食べるのは、きっと、楽しいのでしょうね。何と言っても、人に見せびらかすことができますものね。家で食べても誰も見ていませんものね。
2006年6月10日
(夜の散歩)
王府井です。人の多さに、夏になったんだ、と思いました。暑い季節になりますと街中が散歩の人であふれます。ブラブラぶらぶら。老いも若きもブラブラぶらぶら。男も女もブラブラぶらぶら。時間の無駄? じゃあ、無駄じゃない時間て何だ。ブラブラぶらぶら。同じ無駄なら、人がいっぱいいる方が楽しい。人が群れを作り、群れが人を呼ぶ。ブラブラぶらぶら。文句あるか。
2006年6月08日
(サクランボ)
サクランボの季節です。こんなふうに自転車の荷台に積み上げて売っています。500グラムで16元(=日本円240円)ほど。このお兄さんはちょっと怖いですね。それに手で可愛いサクランボを撫でているのがイヤですね。
2006年6月07日
(夏は物憂く)
一日強い日差しが照りつけました。気温も32度とか。傘の中の顔もけだるく、物憂くなります。
2006年6月06日
(マテ貝とバイオリン)
入り口でバイオリンを演奏していまして。海鮮料理屋さんで、こっちはマテ貝やらハマグリやらヒラメを選んでいるのですが、お嬢さんはチゴイネルワイゼンを演っていて、こっちも深刻な気持ちになりついついマテ貝の不幸な運命に思いを致すことになりました。何かが間違っているような気がします。間違っているのは私なのか、マテ貝なのか、はたまたバイオリンなのか。あるいは、人生そのものなのか。
2006年6月05日
(パンダ鳥?)
目の前をフワフワと白と黒の物体が横切りました。白と黒。パンダかな? パンダは飛ばないだろうな。重そうだから。と、よく見ると当然ながら鳥でして……。暑いのに二十分も追いかけてやっと撮りました。足でもって羽を追いかけるのは大変でして、今日のは我ながら敢闘賞です。そてにしても何という鳥でしょう。
2006年6月03日
(長いツバ)
いまこういう帽子が北京で流行っています。黒いセルロイドのツバが異常に大きく、なおかつ、手前に折れるのです。もともとこの種の帽子は日除け用ですよね。でも、彼女はホコリよけいにかぶっているのです。昔、風の強い日には女性は布を顔に巻いて自転車に乗っていたものですが、今はこれ!
2006年6月02日
(茘枝)
茘枝です。数ある中国の果物のなかで、なにが美味しいかと問われれば、私は迷わず答えます。ハミウリと茘枝、と。ツルッとした感触のなかに遙か南方の陽を浴びた芳醇な香りがしますね。ラベルには「妃子笑」とあります。茘枝とは種類が違うのかもしれません。いずれにしても、楊貴妃が茘枝を好み、玄宗皇帝は四川から長安へ早馬を乗り着いて届けさせた、というその楊貴妃のイメージから名付けたのでしょうが。これで12元(=180円)。
2006年6月01日
(真夜中のローラスケート)
深夜の地下歩道です。十代でしょうか、若者たちがローラースケートに興じています。真ん中の黒い服の人は指導者。若い男女がペアダンスの指導を受けています。それを座ってじっと見るのは四川あたりから来た出稼ぎ労働者。何を思うか? 毎晩、真夜中に繰り広げられる劇です。社会の縮図でもあります。
2006年5月30日
(馬車)
建物は現代化され人々は忙しくなり、のんびりした風情を亡くしつつある北京ですが、今日は馬車に果物を載せ売り歩いている夫婦を見かけました。載せているのは瓜。排気ガスを出しませんから環境にはいいですね。糞はどうなるのでしょうね。見ると、お尻に袋がブル下げてあります。歩きながらボタボタ落とされると、これまた、大変でしょうからね。
2006年5月29日
(高きに登る)
変ですね。屋上を歩いている人を多く見かけました。今日は何だろう。屋上に上る日? そんなことはないでしょう。「高きに登る」日はありましたね。王維が美しい詩を残しています。「独り異郷に在って異客となり 佳節にあう毎に倍して親を思う 遥かに知る兄弟の高きに登る処 遍く茱萸を挿せど一人少なきを」。そう9月9日重陽節の習慣ですね。中国の友人に尋ねると、「昨日雨が降ったじゃないですか」。そういえば久しぶりの雨でした。何しろ、今年になってまだ2,3回しか降っていないのですから。その余りに久しぶりの雨に水が漏ってきた。そういうことらしいです。
2006年5月28日
(蟠桃)
この桃は蟠桃といいます。平べったいです。「蟠桃園」という桃畑がありましてね。ご存じでしょうか? どこにあったかというと、天界に。孫悟空のお話です。桃の木の数は3600本。桃は三種類ありまして、3000年、6000年、9000年に一度実をつける、その三種類。 食べるとそれぞれ、「仙人になる」「不老長寿」「天地のあらんかぎり生きられる」。それを孫悟空は食い荒らしてしまうわけですが……その蟠桃です。一籠10元(=日本円150円)。この桃一個から、中国人というのはとんでもないことを考えてきたわけで、そう思いながらこの桃を食べると楽しいです。
2006年5月25日
(文明乗車)
バスの停留所ごとに赤い旗を持ったお兄さんやおばさんが立っていて、バスが近づいてくると赤い旗を振ります。赤い旗には「文明乗車」と染め抜いてあります。写真のお兄さんは旗を振りながらハンドマイクで怒鳴っていました。「文明乗車」の大キャンペーン。「文明乗車」って分かります? 「文明」の反対は、生存競争・適者生存でしょうか。バスには順番に乗れ、腕力で乗るな、と。何でこんなキャンペーンをしなければならないのか。日本人にとっての中国のわかりにくさのひとつが、この国を支配する「生存競争」の原理でしょうかしらね。
2006年5月24日
(「譲」)
小学校の下校の光景です。お爺ちゃんやらお母さんやらがお出迎え。そこに整列した子供がでてきます。先頭の子供がもっているプラカードに書かれた文字は日本語では「譲」。ゆずる、です。つまり、「ゆずってください」と言っているわけ。誰に? おもには車にでしょうか。
2006年5月19日
(笛売り娘)
笛を売って歩いているお姉さんです。どこかの田舎から来たのでしょう。形が変わった笛でして、吹き口にひょうたんを使っています。それが関心を引き何人かの人が集まってきました。見ていたら一つ売れました。10元。よかったですね。
2006年5月16日
(座る中国人-3)
地下鉄の入り口です。日陰があるとすぐ座っちゃう。ただ年中座っているわけではありません。冬の木枯らしのなかで座っていると凍っちゃいますので。北京の夏の風物詩? 
2006年5月15日
(油桃)
この時期の市場にはたくさんの種類の桃が出回ります。これは、油桃。安いです。これで10元(=150円)。とろけるような感じではなく、カシッカシッと白桃と大根の中間ぐらいの味です。
2006年5月14日
(廃墟-2)
洋服店だったのでしょうね。肉屋だとちょっと気持ちが悪い。でも、本当にここに洋服屋がありましたかしらね。記憶にありません。記憶にありませんし、この道はだいたい、合い鍵屋とか、靴直しやとか、小さな食堂とか、肉屋とか、ソバや豆腐を売っているような店とか、そんなものしか並んでなかったはずなのですが……。
2006年5月13日
(廃墟)
食事会があって前門の全聚徳へ行きました。早く着きましたので周りを散歩しました。驚きましたね。すっかり廃墟のようになっていまして。この胡同は昔の散歩コースで何十回通ったかしれません。野菜を売る店があり、生け簀で川魚を商っていたり、鳩のカゴを積み上げた料理屋があり、子供が走り回っていて、三輪車がスイカを積んで走っていたりして……。店は閉められ、人影もまれです。その廃墟のなかに人の輪があって、近づいてみるとお年寄りが将棋をしていました。廃墟の中の将棋。凄惨な感じです。
2006年5月10日
(座る中国人−2)
帽子はかぶるものとは限りません。尻に敷いて座るものでもあります。
2006年5月09日
(座る中国人)
中国人はよく座ります。あれは何ですかね。堪え性がないのか。自分に正直なのか。写真は王府井の新華書店です。階段とベンチの区別がついていませんね。
2006年5月06日
(以和為貴)
DVDの広告を見て驚きました。「以和為貴」(和を以てとうとしとなす)。聖徳太子の十七条憲法の最初の言葉です。高校の時勉強しましたね。聖徳太子が中国で流行っているのか? そんなわけはありません。どうも、香港のヤクザ映画のようですね。クラスに菅谷というトボケた奴がいましてね。期末の日本史の試験に出たわけ。「十七条の憲法に書かれている最初の四文字は?」。菅谷にできた、って聞いたら、「分からないけど書いといた」。「なんて書いた」。「十七条憲」。あれは、たしか東京オリンピックの年です。可笑しいですね。私は、今日、突然北京の街のなかで、40年前の教室を思い出し、ひとりで声を出して笑ってしまいました。
2006年5月05日
(初夏の日の思い出)
中国もメーデーの休みで7連休です。家族連れ、友人連れ、恋人連れが楽しそうです。みんなデジカメを持ちましてね。お茶目な末っ子をカメラに納めるお父さんと、それを取り囲む二人のお姉ちゃん。そうでしょうか。一人っ子政策の国にして三人は多すぎるでしょ。それにしても、こういう光景というのは三人の子どもたちの記憶に長く残るものですよね。いいものです。
2006年5月03日
(楊梅)
この季節になるといろいろな果物が店頭に並びます。これは楊梅。日本では「やまもも」と呼ばれますね。酸っぱいです。思わず口をすぼめる酸っぱさなのですが、クセにもなる酸っぱさででもあります。「栽培された」というのではなく、「自然に実った」という酸っぱさ。一個食べたら、最後の一個まで止まりませんでした。これで30元(=450円)。安くはありませんね。でも、明日も買うことにしましょう。これは、季節が短いのです。そう、命短きものの酸っぱさ、ということでしょうかしら。
2006年5月02日
(神なき国の神なき挙式)
東交民巷天主堂の前を通りかかると人だかりができていました。覗くと花婿と花嫁を囲んで記念写真を撮っていました。教会で結婚式。さて、こんな疑問が浮かんできますね。「彼らはキリスト教徒でしょうか?」 尋ねてみると……違いました。共産党の独裁政権。信教の自由。信じないが結婚式を挙げる自由。中国は、豊かになることで、二重にも三重にも複雑になっていきます。
2006年5月01日
(スターバックスと柳絮)
北京というのは困ったところで、春風が吹くと黄砂が舞います。春が過ぎ、初夏の風が吹くと、今度は、柳絮が舞います。柳絮ってご存じ? 柳や楊樹が出す綿です。この季節、北京では白い柳絮が雪のように舞います。写真はスターバックス。初夏の風に誘われて外のテラスは満席。人々は厚いコートを脱いだ開放感にくつろぎます。その人々の肩の上にも、スターバックスのコーヒーカップにも柳絮が降り注ぎます。
2006年4月30日
(初夏です)
王府井も、もうすっかり初夏モードです。半袖。ノースリーブ。若い女性の肌がまぶしいです。
2006年4月29日
(御珍舫)
「御珍舫」というレストランがありまして。全部個室なのですが、その窓から、もうすぐのところに故宮の角楼が望めます。この角楼というのが昔から好きで。美しいというよりもむしろグロテスクと言った方がよいかもしれません。何かでキリギリスの虫籠に似せて造った、という説を読んだことがあります。その真偽はともかくこの世のものでないような幻想的な感じがします。そこがいいんです。それを見ながら食事をします。私は料理の味なんかどうでもいいのです。団子より花。料理より角楼。
2006年4月25日
(釣魚台国賓館)
釣魚台を見学してきました。迎賓館です。中国では国賓館といっています。1972年国交回復の調印のために訪中した田中角栄さん、サッチャーさんなどがかつて宿泊し、今は北朝鮮問題を巡る六カ国会議が開かれている場所です。広大な敷地に20棟あまりの楼式建築群が点在します。整備された芝生と植栽。池に楼閣にアーチ式の石橋。都心にいることを忘れさせる静寂。贅沢な時が流れています。今は誰でも泊まれます。部屋代もたいしたことはないです。一泊200ドルぐらいでしょうか。どうです? あなたも。
2006年4月24日
(オオカミ)
回族のおじさんが毛皮を売って歩いています。寧夏から来たと言います。白いのは羊。茶色いのはオオカミ、と言います。こういうのって行商で売ったり買ったりするものでしょうかね。それが普通に行われているところにこの国の混沌さが現れているのかもしれません。ちなみに、このオオカミ、600元だそうです。一枚いかが?
2006年4月23日
(カソリック教会--2)
実は、東堂は結婚写真の背景であるだけではありません。毎週日曜にはミサが行われ、そのあとには聖書の解説書などを売るコーナーが設けられています。見ていると、多くの人が本を選び、購入していきます。人々の悩みに救いがありますよう。弾圧がありませんよう。
2006年4月22日
(カソリック教会--1)
故宮を囲んで三つのカソリックの教会が残っています。17世紀、清の時代に建てられたものです。これはそのうちの東堂。王府井にあります。他の二つは北堂と西堂。それぞれ四安門大街と宣武門にあります。「神のまえに永遠の愛を誓う」とかいうものではありません。写真の見栄えがよくなる。それだけのことです。遠くヨーロッパからこの地への宣教を志した人々の宗教的情熱や血の弾圧の舞台であり、今なお激しい精神の葛藤の舞台なのでしょう。それにしても、「単なる写真の背景」、というのも教会の使われ方のひとつなのでしょう。
2006年4月20日
(桃花宴)
北京の東北70キロに平谷というところがありまして、桃で有名なのだそうです。桃園の広さは15,000ヘクタール、ギネスブックにも載っている世界一の面積とか。この時期一斉に桃が咲きあたかも桃色の海のよう、と言います。ここで先日桃の花鑑賞会が開かれるという案内がありまして。「よし、桃色の海で泳いでくるか」と勇んで出かけてきたのですが、何と桃がほとんど咲いていません。例年にない寒さで開花が遅れているとか。海どころかほんの水たまりほど。それでも昼食に「桃花宴」というのをご馳走になり満足して帰ってきました。上は桃の花そのもの。下は桃まんじゅう。どっちがおいしそうでしょう?
2006年4月18日
(槐樹)
柳が芽を吹いてから三週間。その間に銀杏、楊樹が若葉を吐き出しました。そして、最後に残った槐樹もご覧のように可愛い芽を風に揺らしています。槐樹が芽を出すとほどなく柳絮が飛びます。するともう初夏です。このスピード感が何ともいえません。
2006年4月17日
(砂降る街)
朝起きて驚きました。地面に黄砂が積もっているのです。雪が積もっているようにです。黄色の地に車の轍が黒くついています。雪に轍がついているようにです。夜のうちに降ったのでしょう。止めてあった車のフロントガラスもこの通り。通算七年暮らしていますが、こんなのは初めてです。北京はどうなっちゃったんでしょう。明日起きたら砂が一メートルも積もっていて……三日後にはビルの七階まで砂に埋もれて……。シンシンと砂が積もり、シンシンと街が廃墟になっていく。ロマンチック? 恐ろしい?
2006年4月16日
(ドラえもん凧)
春風に誘われて天安門広場に行きましたら、春風に乗ってドラえもん凧が人民大会堂の上を飄々と泳いでいました。揚げている人は趣味ではありません。凧を売っているのです。聞くと、ひとつ3元。「買え」と言いますが、私が買ってもしょうがないでしょう。もちろん、知的所有権の侵害です。
2006年4月15日
(麻辣誘惑)
「麻辣誘惑」。店の名前です。名物は「麻辣田螺」。とにかく辛いです。一つ食べただけで汗が噴き出してきます。二つ食べたらみんな黙っちゃいますよ。舌が痺れて話したくなくなるんです。三つ食べたらあとは止まらない。「麻辣」の苦痛と快感に身を任せます。一皿25元。
2006年4月14日
(白楊-3)
ほんの一週間ほどまえに芽を吹いた白楊ですが今ではこんなに葉を広げています。本当に、みるみるうちに緑が広がっていきます。白楊の葉は裏が白。風が吹くと、青い空に泡立つさざ波のように白く揺れます。
2006年4月13日
(ライラック)
ライラック。中国語では丁香花です。白のライラック、紫のライラックが、可憐な花を枝いっぱいにつけながら芳醇な香りを放っています。これ以外にも、迎春花、桃、海棠などが百花繚乱。短い春を争うように妍を競っています。
2006年4月12日
(パンジー)
ピンクの花はパンジーでしょうか? 第二環状線なのですが、上下の分離帯ではなく、右側の通行路の主道と副道(副道には車と自転車が走ります。そのまた外側に歩道が有ります)を分ける分離帯が花壇になっていてそこに花を植えていました。雨が降らない土地ですので植える方も大変でしょうが、花も大変です。根付いてくれるといいのですが。ともかくも、北京の環境美化のために注ぎ込まれる社会資本は莫大なものです。
2006年4月11日
(斑鳩)
事務所は七階なのですがそこから見下ろすところに鳥の巣があります。どんな鳥の住処かと暇が有れば見ていたのですが、鳥はなかなか姿を現しません。引っ越して空き家なのかしら。それとも別荘か何かで週末しか来ないとか……。でも、今日ようやく鳥を見ました。北京ではよく見かける鳥で、羽を広げると50センチほどあります。羽には、白地に黒の帯がある美しい鳥です。中国人のスタッフに鳥の名を尋ねると、「斑鳩」。辞書を調べたら、「キジバト、ジュズカケバト」とありました。
2006年4月10日
(白楊-2)
二環路東直門辺りです。風が強く、黄砂が舞う一日でしたが、それでも白楊は、日に日に葉を増やし、緑を濃くしていきます。もう二週間ぐらいで白楊の若葉の見頃でしょうか。薄緑の若葉のトンネルになり、それはそれは美しいものです。
2006年4月09日
(白楊)
白楊も芽を吹き出しました。まだ目立ちつほどではありませんが。白楊の若芽は薄緑でそれは美しいものです。日本語にはポプラと訳されていますが、北海道にあるようなポプラとはかなり姿形は違います。柳が芽を吹き、銀杏、白楊。槐樹を残すだけになりました。早春のようでいて、その実、春は今が盛りです。人生と同じです。
2006年4月06日
(初雨)
初雪という言葉はありますね。初雨というのはどうでしょう。今日は、北京で初雨が降りました。今年になって初めてであるばかりでなく、昨年の10月こちらに赴任して以来初めての雨です。「空から水が落ちてくる。昔見たことがあるけど、なんて言ったっけ? そう、雨だ」。こんな感じです。
2006年4月05日
(白玉蘭)
モクレンです。中国語では白玉蘭。葉に先立って大きな花弁をつけ、春にだけ目立つ木です。花の派手さにふさわしく芳香を放ちます。芳香を放ちながら、あっという間に盛りを過ぎていきます。短い北京の春を象徴しているかのようです。
2006年4月04日
(金鼎軒)
博物館だか故宮の中の楼閣だかの建物のようですが、これがレストラン。「金鼎軒」。飲茶・点心でいま人気のある店です。小籠包や蝦焼売が一皿というか一蒸籠12元ぐらいです。
2006年4月02日
(桃)
桃の花が咲いていました。北京の春はつかの間。、百花が一度に咲きます。迎春花、コブシ、桃、ライラック、桐の順です。こうしてみると、もう半分近く来ちゃったのでしょうか。ついこの前、柳が芽を吹いたばかりだというのに。楽しめ。楽しめ。短い春を。
2006年4月01日
(銀杏)
銀杏の芽がふくらみ始めてきました。新緑を吐き出すのももう少しのことでしょう。ブル下がっているのは鳥かごです。覆いがしてあるのは鳴かせる訓練でしょうかしら。練習をしようがしまいが、春になれば鳥も鳴きますでしょうに。

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