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一期一シャッター過去ログ (2013年1月〜12月)
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2013年12月31日 大晦日
12月31日は中国人にとってなんでもない日です。普通に会社にでて普通に仕事をして普通に帰ります。さて、彼女。こちらが前だと思うのですが……こちらに向って歩いてきましたので……何も見えないですよね。事故は大丈夫でしょうか?
2013年12月28日 一服
交通整理のオジサンです。お巡りさんではありません。中国人である年齢以上の人はいつでも自分の好みのお茶の葉を持ち歩いています。駅でも空港でも職場でも、どこでも給湯の設備が備えてあります。でも、さすがに交差点にはないですね。そこで魔法瓶が登場します。地下鉄でもバスでも大きな魔法瓶を持った人が乗っています。
2013年12月26日 寒さを撮る(2)
今日のはどうでしょう? 寒さが撮れている? 見ているうちに身体が震えてくる? そうでもないですね。58点ぐらいでしょうか。明日以降にご期待ください。まだまだ寒さは終わりませんので。
2013年12月26日 寒さを撮る
出勤の時間帯でマイナス7度でした。北京の寒さは、空気が乾燥しピーンと張りつめた寒さです。その寒さをお見せしたくて写真を撮るのですが、問題は、寒さは写真に写るか? 哲学的ですね。さて、今日の一枚は如何でしょう? 余り成功していませんね。スミマセン。明日にご期待ください。
2013年12月25日 交通事故
交通事故ですね。当事者が二人と警察官。よく見かける光景です。ある時、日本の友人二人とタクシーに乗っている時に同じ光景に出会いました。一人が、「北京は事故が多いよね」というと、一人が「いや少ないんじゃない」。お互い譲らず、そのうち口角泡を飛ばす議論になり、運転手さんが「この日本人はどうしたんだ」と驚くほど。要は、一方は絶対的に事故数が多いと言っており、一方はメチャクチャな運転の割には意外に少ないということでありキリがない。そうこうしているうちに乗っているタクシーが横から車線に割り込んできた車に接触されました。「ほらだから多いと言ったんだ」。「いやア、北京に来て3年になるが初めて事故にあった。少ないよね」。
2013年12月24日 PM2.5
今日の空気はよくありません。朝の9時。出勤途中の写真です。絶対にマスクをしたほうがいいですね。考えてみますと、一時期に比べてマスクをする人が減っていますでしょうか。人は慣れちゃうのですね。あるいは、減ってはいないのですが私の目が慣れためにそう感じるのでしょうか。最初の驚きとか恐れとかを人は持続できないのですね。でも、悲しみも持続できないのはよいことで……。人は、ちょうど具合が良い程度に馬鹿に造られている、ということでしょうか。
2013年12月22日 冬至
今日は冬至だそうです。日本にいる時は冬至なんて全然気になりませんでしたがこちらで暮らすと、「そうか、今日は冬至か」と。明清時代は皇帝は毎年冬至の日に必ず天壇の圜丘壇に詣で天に祈りました。3日前から斎戒沐浴をし。最も重要な行事でした。日が最も短くなる日。それは復活の時でもあります。この日を境に日が延び始める。一陽来復といいましょうか。北京は本当に寒くて暗いのですね。ああ明日から日が延びる。春に向かって動き出す。そういう喜びです。人々は餃子を食べこの日を祝います。写真は午後4時。餃子の待つ我が家へ家路を急ぐ人々です。
2013年12月21日 夕暮れのバス停
バスを待つ人の群れです。私もそのなかでバスを待っていたのですが、午後5時頃なのですがこの暗さでそして寒さで、ほんの4,5分待っているだけなのですが何十分も待たされている気分になります。でも、明日は冬至。ひとつの峠をこすことになります。峠を越してもヤッパリ暗いし寒いのですが、それでも峠は峠でして……。
2013年12月20日 スカート
スカートで街の中を歩いている女性がいます。今日気がついたのですが……。いつからこうなっているのでしょう。二十数年前になりますが、JTBの研修旅行がありまして、冬だったのですね、団員の一人がスカートだったのですが、彼女の行くところ行くところ周りの中国人が声を上げて驚いていたのを思い出しました。温暖化なのか、防寒衣料の進歩なのか、中国の女性のファッション意識が高まったのか。周りの人も驚いている様子ではないですね。
2013年12月07日 南山スキー場
河北省、北京からクルマで一時間ほどのところに南山スキー場というのがあります。長野県の人と一緒に行って来ました。中国のスキーの状況はどうか? スキー愛好家が日本に来てくれる可能性はあるか? そういう問題意識です。  長野県の人が言った言葉が印象に残りました。「スキー場に初心者が多いんですよね」、と。日本のスキー場には初心者がいない? 十年前に覚えた人しか滑っていないということなのでしょう。面白いですね。写真は超初心者。
2013年12月05日 マイナス一度(3)
そもそもこちらの人は寒さに対して敏感なのでしょうか。厚着です。そして、子供には過保護です。それが重なっていますので、子供をオートバイに載せるなどとなると大変です。
2013年12月04日 マイナス一度(2)
こんな朝にオートバイに乗るというのは大変でしょうね。二十数年前、最初の駐在の時に自転車に乗っていて涙が止まらなかった経験があります。辛くって涙が出てくるのではないです。寒くて出てくるのです。思わぬ発見でした。
2013年11月28日 マイナス一度
朝8:30の時点でマイナス1度でした。昨日には手袋が欲しいと思いましたが、今日にはマフラーが欲しくなりました。前にも書きましたが、今寒いのも嫌なのですが、これが4ヶ月続くのか、と思うのが嫌なのですね。
2013年11月26日 故障
中国のバスはよく故障をします。昔は乗客がバスを押す姿をよく見かけたものです。中国のバスは乗るんだか押すんだか分かんないなア、と思ったものです。写真は、どういう状況かと言いますと、この色のバスは長距離バスなのですね。ですので、乗客も「それじゃあ」という訳に行かず、しばらくクルマの中で待機したあと、次のバスが来そうだということで降りてきた。そういう感じの場面です。バスの後ろが開いているのは、運転手が直そうと思ってやってみたがダメだった、ということを表しています。
2013年11月24日 嘔吐池
上海のレストランです。トイレに行きましたら「嘔吐池」というのがありまして……。吐くため専用?  このレストランで飲み食いをすると相当の確率で吐くことになる。そういうことでしょうか。
2013年11月22日 冬の始まり(4)
季節の変わり目のなかで毎日風景が変わっていきます。今日気がついたら、槐の葉がすっかり落ちていました。これからが長いのですよね。芽が息吹くまでこれから4ヶ月ハダカのままですから。
2013年11月21日 信号待ち
信号を待つ母子。それだけのことなのですが、そこに何とも言えない濃密な情が沸き立っていまして思わず見とれちゃいまして……。自分の母親はもっと淡白だったように思いますけど。個人差なのか、民族の差なのか。
2013年11月13日 冬の始まり(3)
北京という街がもつ幾つもの表情のうちでも、心に残るもののひとつです。北京に植わっている樹木のほとんどは落葉樹です。秋には色を変え、冬には葉を落とし、春には新しい芽をふき、夏には繁ります。季節の移ろいがひとつの舞台で、その舞台の上で人々が様々な生を演じながら、それもまた時間の流れの中で舞台も廻れば登場人物も入れ替わる。何もかもが流転するようで、その実、黄葉の北京の風景は昔から少しも変わっていない。どういうことになるのでしょうね。
2013年11月12日 民兵
民兵なんていう組織があったのですね。今日はじめて知りました。肩の徽章には「首都民兵」とあります。爆発騒ぎがあったり党の大会があったりで。二人が組になり街のあちこちでウロウロしています。ただ緊張感はないですね。彼ら自身にも。周りの眼にも。おそらく、ひとつの政権が崩壊するというのは大変なことなのでしょう。
2013年11月10日 銀杏
圧倒的な迫力です。銀杏の並木。散歩の途中で見つけました。フロントガラスにも葉が積もっていますね。一日でクルマが黄色い葉で埋まると面白いのですが。新潟の雪じゃないんだからそうはならないでしょうね。
2013年11月9日 公園
お揃いの服を着せて4匹。順番に一個ずつ餌をやっているのですね。どういうことでしょうかね。順番を待つ訓練をしている? 可哀想な訓練ですね。隣の犬の眼が哀れを誘います。何はともあれ平和でいいですね。子供は独りっ子ですが犬は何匹飼ってもいいのでしょうか。
2013年11月8日 冬の始まり(2)
見ているうちにも黄色が深まっていく。そんなスピードで冬が追いかけてきます。アキレスでもボルトでも逃げ切れない。見ているうちに葉が散っていく。それにもかかわらず道を見ると葉が落ちていないですね。ボルト以上のスピードで道が掃かれているということでしょうね。
2013年11月6日 地下鉄はラクビーだ
北京の地下鉄の異常さは、降りる前に乗ってくること。どう考えても不合理なのですが、乗る方は待てないのですね。降りる方も必死ですのでスクラムを組んで向かってくる。乗る方も負けずとスクラムを組んで突進する。放送は放送で「文明乗車」を呼びかけている。ところが文明的な人は一人もいない。面白いですね。
2013年11月5日 冬の始まり
もはや晩秋というよりも初冬と呼ぶほうがふさわしいのでしょう。朝の空気の冷たさの中に、しばらく忘れていた冬の寒さを肌が思い出して怯えている。そんな感じの季節になりました。
2013年11月4日 銀杏
北京の街路樹といえば槐が連想されますが、ところどころに銀杏も植えられています。その銀杏がすべての葉を黄色に染め終え、あとは散るのを待つばかり。
2013年11月2日 日本人のいない長城
日本から来た知人を案内して長城に行きました。八達嶺ではない慕田峪の長城。黄葉の盛に重なり大変な人ででした。北京に暮らしていますので人が多いのには驚きませんが、驚いたのは日本人がいないこと。団体もなければ小グループもない。人々の話し声の中に必ず日本語も混じって聞こえるものなのですが……。何十回も長城に来ましたがこういうのは初めてです。相当に重症なのですね。
2013年10月24日 OBA MAO
OBAMAとMAOZEDONG(毛沢東)を繋げてOBA MAO と言っているわけです。オバマさんが人民服を着て人民帽をかぶって。何か寓意がありますでしょうか。それともただの駄洒落でしょうか。最近、このシャツをあちこちで見ます。これは中国語版ですが英語版もあります。アメリカ人の中国旅行土産になっていますでしょうか?
2013年10月24日 晩秋(3)
自分で言うのもなんですが、北京の秋の雰囲気が分かる写真になっています。通勤時間帯なのですが、車が途絶える時があり、そういう時に見せるもう一つの顔です。
2013年10月23日 晩秋(2)
毎日通勤で前を通る朝食屋さんです。街の人々の服装をお伝えしたかったのですね。
2013年10月22日 晩秋
2週間ぶりに帰ってみると街の様子がスッカリ変わっていました。半袖を着て帰ったのですが、戻ってくると街行く人はコートを着ています。木々の葉は黄色味を増し、葉の匂いも違っています。
2013年10月4日 国慶節(2)
国慶節に休む生業と休まない生業がありますが、盲目の二弦弾きは少し傾いた午後の日を浴びながら演奏をしています。北京の街の二弦弾きは相当の数にのぼるでしょうね。感覚的には100人ぐらいはいるのではないでしょうか。その他、少数ながら横笛、先日はアコーデオンなんていうのも見かけました。さて、前には缶が置いてあります。どれくらいの人がお金を入れますでしょうか? 20分間見ていました。その間二人の人が屈んでお金を入れてくれました。二人とも女性。ともに40歳ぐらいでしょうか。サンプルを増やすと何かが分かるでしょうか? それとも無意味でしょうか。
2013年10月3日 国慶節
7連休の3日目。下町はどこもこんな感じです。軒軒に五星紅旗が掲げられ、犬が散歩していて、西日のなかにそこはかとない哀愁が漂っていて……。
2013年10月2日 甘栗
今年はじめて甘栗売りを見かけました。出始めですのでまだ高いでしょうね。500グラムで13,4元でしょうか。今日は急いでいましたので買いませんでしたが、これからしばらくは栗を楽しめます。なかなか美味しいです。
2013年9月29日 アリとキリギリスの季節
今日は日曜ですが出勤日です。国慶節の休みを7連休もするために前後の祭日をいじっています。それはそれとして、言いたかったのは服装です。数日前から急に涼しくなり、道行く人の服装がそれまでの半袖からいきなりジャンパーに一変しました。季節が動くときには、その変化は何と早いことか。ああ、キリギリスさんがアリに哀れみを乞うたのはこういう季節なのだろうな、と思い至った次第です。
2013年9月23日 ご職業は?
仕事中なのですね。道端で座って遊んでいるわけではありません。何の職業か? 大体操像がつきますね。そうです。車を洗うんですね。1台15元。働く意欲さえあれば食っていける街です。食えるだけではないです。街のいたるところに携帯の液晶保護シール貼り屋がいます。段ボールの上で貼るんですね。一枚10元。何かで彼らの月収が10,000元という記事を読みました。当社の社員でこれほど稼ぐのはおりません。「お前の会社の給与が低いんだ」と言われりゃそれまでですが……。何ですね。日本で食い詰めたら北京に来て車洗いやらシール貼りやらすればいいです。言葉も要りませんし。
2013年9月22日 練炭売り
こちらは芸術派なのでしょうか。歩道橋に書かれた「領収書」という文字と携帯番号を塗消すだけのことなのですが……。じっと自分の作品に魅入っている。そんな感じでしょうか。
2013年9月21日 脱税(2)
こちらは芸術派なのでしょうか。歩道橋に書かれた「領収書」という文字と携帯番号を塗消すだけのことなのですが……。じっと自分の作品に魅入っている。そんな感じでしょうか。
2013年9月19日 中秋節
中国人にとって中秋節は重いものです。ただ月が丸いというものではありません。ひとつには、日本のお歳暮のように人にものを贈る。元々は月餅を贈ることから始まったのでしょうが……賄賂の遣り取りの季節になっています。ひとつには、家族団欒の季節。離れている家族が親元に集まりお酒を飲み月餅を食べる。麗しい習慣です。中国人の家族に対する感情の深さはチョット違うのですよね。中国人から見ると日本人なんかは薄情な民族に見えるでしょうね。
2013年9月18日 脱税
同じような写真をいままでも何度か載せたことがありますが……。地面に書かれたものを消そうとしています。「打倒共産党」と書かれているわけでも、またイヤラシイことが書かれているわけでもありません。書かれているのは、「請求書売ります」とか「印鑑作ります」とか。要は、どうやって税務署の目をごまかしお金を儲けるか、そういうことなのですね。ある意味、現代の中国人の頭に深く刻まれた文字は「脱税」の2字かも知れません。
2013年9月16日 上海蟹
真新しい看板です。陽澄湖。上海蟹ですね。季節ですから。さてこの店、昨日までは何を売っていたのだろう、と思いながら通り過ぎると、二三軒先にまた陽澄湖。ここは、昨日まで何の店だった? 三四軒先にまた真新しい陽澄湖。可笑しいですね。そんなに蟹が売れますでしょうか?
2013年9月14日 私の住む街(19)
パン屋さんです。小麦粉を練って、ドラム缶で焼いて、それを売っています。ひとつ2元。食べてみると、パンというよりもウイグル族のナンですね。
2013年9月13日 PM2.5
終日スモッグのなかでした。PM2.5の影響かな、と日本の予測サイトをみると、ちゃんと7段階の最上階になっていました。あまり有難くないですね。こういう日はお酒で喉を消毒したほうがいいでしょうね。
2013年9月11日 耳
公園で奥さんが旦那さんの耳を一生懸命揉んでいます。リズムカルなんですね。腰を使って全身で揉む感じで。あんまり力が入っているので耳がとれちゃうのではないかと心配になってきまして……「もげちゃいますよ」って声をかけるべきか、それとも取れてもしょうがないのか……。取り敢えず写真を一枚。ファインダーから覗くと布製の袋が前の松の木に吊るしてあって、ああ毎日ここで二人でこうしてんだろうな、って思ったんですね。
2013年9月10日 雲を吐くビル
湿気が取れ爽やかな青空が広がりました。秋の空、秋の雲。タクシーに乗り、空を眺めていますと丸いビルがあります。煙突みたいなビルだな、と。気がつくと、それが雲を吐いています。煙を出すビルはあるでしょうが雲を出すとはスケールが大きなビルですね。
2013年9月9日 北京の時間
以前地下鉄で自分の椅子に座っている人を紹介しましたが、今日は信号待ちに折畳の椅子で座る人を見かけました。確かにこの信号は長いのですね。北京で一番のメインストリートである長安街を渡りますので。最初は立って待っていたのですがそのうち待ちきれなくなって……。信号が変わるとさっと折り畳んで小脇に抱えて歩き出しました。スマートなものです。折畳の傘があると同様、折畳の椅子が合っても不思議ではないですね。
2013年9月8日 折り畳み椅子
以前地下鉄で自分の椅子に座っている人を紹介しましたが、今日は信号待ちに折畳の椅子で座る人を見かけました。確かにこの信号は長いのですね。北京で一番のメインストリートである長安街を渡りますので。最初は立って待っていたのですがそのうち待ちきれなくなって……。信号が変わるとさっと折り畳んで小脇に抱えて歩き出しました。スマートなものです。折畳の傘があると同様、折畳の椅子が合っても不思議ではないですね。
2013年9月5日 秋晴れ
夜来の雨も止みこれ以上の天気はないというような秋晴れになりました。その青空をガラスの窓に映すビルのした、颯爽と自転車で通勤する市民です。
2013年9月4日 ITと傘
前の二人の傘に企業の宣伝が入っています。「apacer」とあります。パソコンのメモリーを造っている会社ですね。もうひとつは「cnc max」。ブロードバンドの通信関係ですね。もちろんタダで配るのでしょうが、ITの会社は傘を宣伝に使いたがる傾向にある? 日本では風が吹くと桶屋が儲かり、中国では雨が降るとITの会社が儲かる?
2013年9月2日 スイカ売り
牧歌的なスイカ売りですね。ただこんなに沢山並べなくても……。日が当たっていますので干上がっちゃうのじゃないかと。ひとつ売れたらひとつ切り、ふたつ売れたらふたつ切り。そもそもお客さんがいないのですから。「冗談じゃない。こっちあ北京ん子だい。そんなまどろっこしいことができるか。クルマの中をみてみろやい。まだ山ほどあるんだ。みっつやよっつ干からびたってどうってことない」。そう言っているのかどうか?
2013年8月31日 赤とんぼ
毎年撮りたい撮りたいと思いながら撮れないものが有ります。春の柳絮と秋の赤とんぼです。オジサンはビルの駐車のかかり。一日こうして腰掛けています。後ろの魔法瓶が印象的ですね。さて、実のところ撮りたかったのはオジサンではなく、このパラソルの上を群れになって飛んでいるのですが……見えませんね。見えなくても夏から秋へ舞台は変わろうとしています。
2013年8月30日 秋の光
いつもと同じ通勤の光景ですが、心なしか光の色が違ってきています。光に赤味が増しているような……。それとも私の錯覚かしら。「秋が来た」という先入見が、私の目に赤い光を見させている。あり得ることです。とすれば、秋は先入見からやって来る?
2013年8月28日 秋の雨
朝、開けた窓から吹き込んでくる風の涼しさに目が覚めました。窓の外を見ると雨。秋というには早いでしょうが、雨はすっかり秋の雨。朝食の屋台も雨に降り込められある種の詩情を漂わせるのでした。
2013年8月27日 帰宅の光景(2)
親子3人で仕事を終え家路につく。何の商売かは分かりませんが。お父さんは財布の中身を数えていますね。「まあまあか」。3人の幸せがいつまでも続くといいですね。
2013年8月26日 ハルピン名物
家のそばに新しい屋台で出ています。「ハルピン名物焼冷麺」との看板。「冷麺を焼いたら冷麺じゃないじゃない」、とのご意見もあるかもしれませんが。「熱々の冷やし中華」、はないでしょうが、「冷やし中華炒め」はあってもいいかもしれませんね。それなら最初から冷やすな? とにかくも、人垣ができる人気でした。
2013年8月25日  秋はどこから(3)
もう石榴(ザクロ)の季節なのですね。夕方7時を過ぎても気温は下がらず33度という残暑のなかでも自ずと街の果物は姿を変え……果物は季節に先行する……秋はザクロから来るのかもしれませんね。
2013年8月22日  地下鉄
昼間の地下鉄。紙くずが汚いですね。携帯をいじっている人が多いですね。でも、私の関心を引いたのはそのどちらでもなく……折りたたみ式の椅子に腰掛けているお嬢さんがいます。日本では見ないですね。何故でしょう? 恥ずかしい? 中国ではなんでも勝手です。人がどう思うとか考えないのです。「携帯用の椅子を持ち歩けば地下鉄でもバスでも席取りの心配がない」。そう思ったらそのまま実行する。自由で気ままで思いのまま。気楽ですね。その分周りが疲れる? それは、疲れるほうが悪いということなのでしょう。
2013年8月21日  老人と三輪車
若者が三輪車の老人の背中に優しく手を掛けています。どういう光景でしょう? 「お爺ちゃん、もうこんな辛い仕事は止めにしなよ。あとはオレがちゃんと働くからさ……」。こう言っているのか。あるいは、「何言ってんだ、お爺ちゃん。止めるなんてとんでもないよ。来月には孫も生まれることだし。もう一頑張りしてくれよ」、と言っているのか。
2013年8月20日  秋はどこから(2)
お婆さんが3人歩道に車椅子や椅子を持ちだして腰掛けています。10時過ぎでしょうか。フト見上げると、雲の合間にまんまるな月が。ああ、お婆さんたちは月を見ていたのか、と思った時に涼しい風が吹いてきまして……秋は月の空から来るのかな、と思った次第です。
2013年8月19日  秋はどこから
秋はどこから来るのでしょう? 昔こんな歌があったなあ、としばし考えてみると……これは「朝はどこから来るかしら」というのでしたね。調べてみると、あの空越えて雲越えて光の国から来るかしら いえいえそうではありませぬ それは 希望の家庭から 朝が来る来る 朝が来る「おはよう」「おはよう」と続きます。でも、チョット変な感じがしますね。「朝はどこから来るか?」、という疑問はどこから来ますでしょうか?人間、普通そんな疑問は持たないですよね。歌詞は「希望の家庭から朝が来る」と言います。作られた年をみると、昭和21年。国家的コマーシャルソングという感じでしょうか。さて、本題の秋。今日、秋はどこから来るのかしら、と思いフト空を見上げると秋の空でして、あゝ、秋は空から来るのかな、と。ただ、考えてみると、何故今日に限り空を見たのでしょうか。秋を確認するため? とすれば、その前から秋はあったわけですね。秋はどこから来るのでしょう。
2013年8月16日  帰宅の光景
午後七時前、家にたどり着く最後の信号です。これが長くて長くて。皆待ちきれずに道路に向かってにじり寄っていくのですが、それにしても、それぞれの顔にある一日の仕事を終えた安堵感が何とも言えません。暮れなずむ時間を楽しめる季節も過ぎつつあります。日も暮れなずみ、季節も暮れなずむ。そんな中ので帰宅の光景です。北京のひとつの味わいです。
2013年8月15日  wifi付きのバス
通勤のバスに乗りましたら「wifi」マークが。進んでいますね。wifiよりも冷房が先ではないか、という気がしますが……。どうやったら繋がりますでしょうか。携帯のwifiをオンにしてみましたがどれが当該の信号なのかよくわかりません。どうも、チラシの下の方に説明が書いてあるようですが遠くて読めません。会社に着いてから調べてみますと中国移動をキャリアにしている人へのオプションのサービスのようです。私のSIMは中国移動ではなく中国聯通ですのでダメなようです。それにしても、中国でも、バスの上でwifiが使える時代になったのですね。驚きました。
2013年8月14日 自動図書館(2)
ひと月ほど前に自動図書館を紹介しました。同じ所を通りかかりましたところ、本を借りようとしている人はいませんでしたがその日陰に座り込みトランプに興じている人たちがいました。親子でしょうか。なるほど、夏休みにトランプを楽しむ一家に日陰を提供する。自動図書館にはそういう効能もあるのかと妙に感心をしましてパチリ。
2013年8月12日 傘付き自転車
有りそうでないのが傘付き自転車。風が吹くと危険だからでしょうか。今日はじめて見ました。見るところ、水の配達人でしょうか。原付自転車で颯爽と走っていました。
2013年8月10日 座る中国人(5)
上半身ハダカですね。どういう状況でしょう? 確かに暑いですが、暑いからってすぐにハダカになるわけじゃないですよね。どこの国でも。近くで地下鉄の工事中です。そこで働く出稼ぎ労働者の昼休みでしょうか。
2013年8月9日 雨漏り修理?
窓から外を見ると屋上に人が登っています。今年は雨が異常に多かったですので……。写真では一棟しか写っていませんが実際にはここだけではないです。見える範囲でも3箇所でやっています。「中国人は高いところに登るのが好きなんだ」。そんなんじゃないでしょうね。でも、そう言えば杜甫の詩に「高きに登る」というのがありますね。調べてみると……「萬里悲秋 常に客と作り、百年多病 獨り臺に登る」とあります。昔、9月9日の重陽の節句に皆で小高い丘に登り酒を酌み交わすのが習わしでした。素敵な習慣ですね。私にとって杜甫の詩よりも印象深いのは王維。「九月九日山中の兄弟を憶う」です。「遥かに知る兄弟 高きに登る処、あまねく茱萸(グミ)を插して 一人を少くを」。兄弟が集まり、皆頭にグミを挿して山に登る。でも、一人だけ足りない。それは自分だ。その一人欠けた自分を皆思い出していてくれるだろう。凄い詩ですね。そんな王維を偲びながら、屋上で雨漏り修理の職人を眺めるのでした。
2013年8月8日 座る中国人(4)
たまに行く日本料理屋の窓際の席から外をみると大きな木が葉を茂らせています。そして、いつも根本では人々が座っています。「この木は凄いな」、と。桃李言わざれども下自ずから蹊を成す、という言葉を思い出しますが、強い日差しにつかれた人に自らの全身をもって日陰を提供しそこに人々が集ってくることの徳性は桃や李以上かもしれませんね。
2013年8月4日 長野キャンペーン(2)
この手のイベントで人を集める最も簡単な方法は浴衣や忍者の服装を着せて写真を撮ってもらうことです。安易と言えば安易なのですが、それを通じて浴衣を着たお嬢さんやこの子どもたちが日本に親近感を持ってもらえればそれなりに意義があったと……。逆に、紋付を着ていた中国人スタッフが、「中国人のくせになんだ」、と言われるケースも。今の日中間、何をやるにも簡単じゃないです。
2013年8月3日 長野キャンペーン
多くの中国の旅行者に長野県に来てもらおうというキャンペーンです。長野県の委託を受け、上海の万達ショッピングセンターで実施しました。右側に立っているのは忍者。「おっ、忍者だ」。忍者は有名のようです。その効果もあり、一日で500名以上の人に説明を聞いてもらえました。一方、アンケートで、都市の名を知っているかという質問があり、東京、大阪、名古屋などと並び松本、軽井沢が書かれているのですが、ほとんどの人が知らないですね。普通、名前を知らないところには行かないですね。道は遠いです。
2013年7月31日 夏休み
夏休みの楽しい店番のお手伝い。悲惨な児童労働の実態を示す一葉の写真、というわけではなさそうですね。
2013年7月30日 朝食(3)
最近、中国の人が朝の通勤の時に手に下げて歩くこのビニールの袋が気になってしょうがないのですね。一言で言いますと、「上手く写真に撮りたいな」という欲望なのですが……。この小さな袋に中国人の喜びが入っている。その喜びが伝わるような写真を撮りたい。それがなかなか簡単じゃないのですね。 
2013年7月29日 クルミ
クルミってこの季節に実るものなのですね。そもそも、どうやって実るのか? 考えたこともなかったですが……どうやら緑色のが実なのですね。そして、その実の中に核があり、それが硬いシワシワの茶色のヤツ。この人は、それを売っている。もちろん、これを割ると種があってそれを食べることは知っていたのですが……。これを見る前に、「クルミの実はスイカぐらいの大きさでその中に10個ぐらいの核があります」と言われても信じたでしょうね。
2013年7月26日 文明的横断
この街では、一年に一度か二年に一度か、思いついたように交通ルールのキャンペーンをします。「赤は待て、青は進め。文明的で礼儀正しい朝陽人になろう」。朝陽区のキャンペーンなんですね。文明人になろう。どういうのでしょうね? 「散切り頭を叩いてみれば文明開化の音がする」、なんて日本でも言いました。経済大国にはなった、しかし民度が低い。国際的に尊敬されるためには民度を高めないといけない。それが文明だ。そういうことなのか? あるいは、ルールを守る人間になろう。革命の時代は終わった。共産党の指導のもとの小市民的な社会価値を尊重しよう。それが文明だ。そういうことなのか?
2013年7月24日 自動図書館
飲み物を自動販売機から買うように、本を借りることの出来る装置です。進んでいますね。中国では誰でもカード型の身分証明書を持っていますのでこういう仕掛けが可能になります。空港で国内線のチェックインもこの身分証明書を読み取る機械でやっています。駅で列車のチケットを販売機で買うのも、そのカードを機械に入れるところから始まります。飛行機に搭乗するときにも、列車に乗るときにも、その身分証明書が本人のものであるかどうかを確認するための人手を介したチェックは必要になりますが。
2013年7月23日 完全防備
紫外線対策もPM2.5対策もバッチリ。難といえば、暑さで目眩を起こし事故を起こす可能性がある、ということぐらいでしょうか。
2013年7月22日 夕涼み
「夕涼み」。こういう美しい言葉は今でも日本語にあるのでしょうか? それとも、古語辞典に「ちはやぶる」などと一緒に載っているだけなのでしょうか。中国では、現役の家族団欒、近所団欒の現実として活きています。
2013年7月20日 座る中国人(3)
そう。道端に座る中国の人に二種類ありましてね……。道を歩きながら座っちゃう人。もうひとつは、近くに住んでいる人が木陰で涼んでいるケース。この写真は明らかに後者ですね。
2013年7月19日 百日紅
さるすべり。百日の間ピンクの花をつけるので百日紅。良い名前ですね。桜みたいにすぐに散っちゃうというのもいいですが、雨が降っても風が吹いてもなかなか散らない、というのもね。
2013年7月18日 寝る中国人
「道に座るなんてまどっろこしい。いっそ寝ちゃえや」。車の中で寝ている人の足ですが、見たところ余り楽じゃなさそうですね。起きたら足が痺れているんじゃないでしょうか。他人事ながら心配になります。
2013年7月17日 座る中国人(2)
こう暑いとね、どうでもしてくれ、って言いたくなりますよね。それにしてもこの娘の足は長いですね。あんまり長いのも邪魔なものでしょうね。
2013年7月16日 快晴
日本で言う台風一過のような青空が広がりました。暑いのなんのって……。道を歩きながらも、溶けちゃうのではと思うほどの暑さ。道行く人もへばり気味です。PM2.5はどうなったかと日本のサイトをみると、これがちゃんと飛んでいます。空の青さとは関係ないのですね。
2013年7月15日 朝食(2)
雨でも朝食は売らなければいけませんし、買わなければいけません。食べる楽しさに較べれば……まあ、これも食べる楽しみの一部でしょう。
2013年7月14日 スイカ
1斤1元と言います。安いでしょうか? 半分にしようか一個にしようか迷いましたが一個にしました。何となく衛生的ですので。払ったお金は9元。つまり、スイカの重さは4.5キロということでしょう。中国は100%と言ってもいいくらい量り売りです。肉も魚も卵も野菜も果物も。その時の重さの単位は斤。1斤500グラムです。
2013年7月13日 座る中国人
中国の人はなぜすぐに、どこにでも座るのでしょうね。夏に限ったことですが。最初に北京に駐在をしたのは数えてみると27年前のことですが、その時の驚きのひとつがこれでした。長安街でも王府井でも、並木の根ごとに新聞紙を広げて家族単位で座っているのですよね。そう思いだしてみると、座り方も変わってきていますし数も減っています。あと30年もすれば、道端の木陰に座っている人はいなくなっているかもしれませんね。
2013年7月12日 朝食
通勤の途中で朝食を買います。自分のデスクでインターネットを見ながらゆっくり朝食を食べる。人はこれだけのことでも幸せになれるのですよね。
2013年7月11日 雨の合い間
雨と雨の間の鬱陶して曇り空。その曇り空のしたに白く咲いたような赤ちゃんの笑顔がありました。それと、この三輪車。こういう形のものは余り見かけませんが、いいですね。
2013年7月3日 果物屋さん
スモモ、茘枝、ナシ、瓜と色とりどりの果物が並べれています。特に、この時期に中国に行かれたらぜひ茘枝を食べていただきたいと思います。楊貴妃が好んだと言われる茘枝ですが、本当に美味しい果物です。楊貴妃ならぬ私もこの時期には毎日食べます。茘枝以外で私が感心した中国の果物はハミ瓜です。これも美味しい。口に含むと新疆の広大無辺の砂漠が思い出されます。そろそろ出てきますね。
2013年7月2日 晴天
一転強烈な夏の日差しに晒される朝となりました。昨日までの、いかにもPM2.5が積もったような色の空ではなく、青空が広がっていました。PM2.5は昨日の雨で流されたのかしら、と思いつつ日本の予想分布図を見ると……ちゃんと7段階の下から2番めぐらいになっています。影響がありますでしょうか?
2013年7月1日 ヤッケ
もう十数年前のこと。息子が北京に遊びに来た時に、雨が降っていたのでしょうね、ヤッケをみて「こんな便利なもの、なぜ日本では使われないのだろう?」と不思議がっていました。逆に中国では傘を差しながら自転車に乗っている人は見かけません。禁止されているのでしょうか? それはともかく、今年は異常に雨の多い夏です。
2013年6月28日 混沌
中国の魅力は混沌にあります。その分かりやすい象徴は交差点にあります。信号を待たない。車道に人や荷車が溢れてくる。赤でも渡り始める。信号が青に変わった時には、殆どの人が渡り終わっている。みな忙しい?そんなことはありません。忙しい人なんかほとんどいないですから。待つのが嫌い? そんなことはありません。マクドナルドのカウンターなどでは長蛇の列を何分でも待っています。おそらくは、待つ理由がわからない、ということでしょう。日本人は「中国人は赤なのに何故渡るんだろう」と訝る。中国人は「日本人は渡れるのに何故待っているのだろう」と訝る。
2013年6月27日 合歓の花
「夕月や槐(えんじゅ)にまじる合歓の花」。芥川龍之介だそうです。芥川龍之介の研究をしているという中国人が教えてくれました。芥川龍之介の研究をしている、というのも奇異に感じましたが、「槐にまじる合歓の花」というのも不思議に聞こえました。合歓の木ってどんな木? 北京にそんな木が植わっている? 長らくそう訝っていたのですが、今日、公園を通りかかった時に、一瞬にして分かりました。「ああ、これが合歓の花だ」と。そうしてみると、なるほど、今までまったく気にかけていませんでしたが、確かにところところではありますが、合歓の木は槐にまじって糸のような花を咲かせていますね。
2013年6月26日 子供
朝食を売っています。流行っていますね。それはいいです。子供が側で遊んでいます。この子は何でしょう? 以前は、出稼ぎで来た親の子は戸籍がないために学校に行けないという問題がありましたが……。いまでもいけない子がいるのか、それとも自主的な不登校なのか。
2013年6月24日 品評会
公園の一角。午前10時。赤ちゃんの品評会みたい赤ちゃんが集まっています。近所の人が持ち寄って(?)……お爺さんの飼う小鳥みたいですね。お母さんが子を連れてくるか、お婆ちゃんが孫を連れてくるか。割合は半々ぐらい。ここが日本と違うところでしょうか。自分の孫や子供もが一番可愛く見える。これは万国共通でしょうか。
2013年6月23日 ハエたたき
大興は北京の郊外。スイカの産地として有名です。そのスイカが1斤(500グラム)2元。ただ今日の主役はスイカではありません。何気なく置かれているハエたたきに詩趣を感じ、パチリ。
2013年6月22日 不動産屋さん
午後7時半。白いワイシャツにネクタイを結んだ不動産屋さんが一日の仕事を終え引き上げるところなのでしょう。この白板になんて書いてあるかと言いますと、賃貸の広告なのですね、「国瑞城88平米7000元」、とあります。学卒の初任給が3000元から4000元です。また、中国の不動産の表示に「建築面積」と「使用面積」という言い方があります。壁から内側の面積が使用面積なのですが、ここで88平米というのは建築面積のことです。で、使用面積はと言うと、一般に建築面積の75%ほどになります。普通の会社勤めの人にとってはかなり高い部類の物件ということになりますね。
2013年6月20日 日傘(2)
日傘をさすのは女性とは限らないようです。
2013年6月19日 日傘
35度まで気温が上がりました。真夏の日差しになってきました。夜目遠目傘のうち、と言いますが。雨の傘のうちよりも日傘のうちの方が魅力的ですね。傘を通す光が女性を綺麗にするのでしょう。
2013年6月16日 ベッカム
何年かぶりで上海の花園飯店に泊まりました。部屋から庭を撮った写真です。左上にいるのは見えにくいですがベッカム。引退後は中国の「サッカー大使」をつとめるとか。ガサネタでしょうか。「サッカー大使」って何でしょうね? サッカーといえば、昨日の試合で中国はタイに1:5で負けたというのが大きな話題になっています。何人もの中国の友人から電話をもらいました。みんな怒っていて……。可笑しいですね。ベッカムも「大使」よりは「選手」で呼んだほうがいいかもしれませんね。
2013年6月15日 忍者に変身
長野県の観光プロモーションが北京でありまして。戸隠忍者のイメージで服装やら手裏剣・吹矢のゲームやらが用意されていました。参加してくれた人たちはよく分かっているのですね。アニメなどをよく見ているのでしょう。すぐに忍者の世界に溶け込んでいました。「日本を好きな子がそれなりにいるんだ」。小刀を口に噛むのは、鞘を外した抜き身ですよね。これじゃ口が疲れちゃいます……ところが、後で知ったのですが、何と、このスタイルが正しいのだそうです。ワンピースという人気アニメに登場するゾロを真似たのだと。世の中に知らないことがどんだけ多いか。と言うか、知っていることがどれだけ少ないか。恐ろしいですネ。
2013年6月13日 スイカ売り
「オネエさん、そんなに手でいじらないで……ああ、指なんか入れちゃって」。
2013年6月12日 キッコーマン
新世界百貨店の前で醤油の宣伝をやっていまして、みるとキッコーマンでした。思わず足をとめ。別に親戚がキッコーマンに勤めているというわけではないのですが……。醤油を中国で売り込む、なんていうのはタイヘンだろうな、と思った次第です。売るものは違いますが我が身にもその苦労は染みています。成功を祈念してパチリ。
2013年6月11日 野次馬
消防車が何台も列になっていました。火事なのですね。野次馬でごった返しています。パジャマ姿の親子連れやら、椅子を持ちだしてビールを飲みながら見学する人。これで綿飴でも売っていれば祭りと変わりません。家が燃えちゃった人は大変でしょうが……。火事と喧嘩は江戸の華、なんて言いますが。火事は野次馬を呼び、野次馬は私を呼ぶ。
2013年6月10日 宣伝隊
お嬢さんたちが集団でやってきます。デモ? プラカードには「夜亮了(夜が明けた)」と書いてあります。何でしょ? スレ違いにビラをもらって分かったのですが、「夜亮了」というのはマクドナルドが新たに始めるキャンペーンの名前なのですね。要は、「夕食をマクドナルドで」という宣伝なんです。インターネットやテレビによる広告に比べれば何とも泥臭いですが……。しかし実物の女性が歩いてくる臨場感によって肌が記憶をするという効果はありますね。要は、人件費が安いということでしょうか?
2013年6月9日 中国国際放送局
一期一シャッターは十年以上続いていますが初めて私が撮ったものではない写真が登場します。何故そうなったかと言いますと、恥ずかしながら、私自身が被写体になったからです。「CRIインタビュー」という番組があり北京で活躍をする日本人にインタビューをする、という。活躍はしていませんが生息はしている。まあいいか、と。実は、十数年前にレギュラーで旅行の番組を作ってもらっていたことがあり、その御縁です。女性はアナウンサーの王小燕さん。3.11の時、CCTVがNHKの放送を同時通訳で流していましたがその同時通訳を担当していたという大変な人です。十数年前も彼女と一緒で。その当時の思い出話あり、その後の我が身の変転の物語あり、の楽しい1時間でした。
2013年6月8日 PM2.5
冬のようなひどいスモッグはありません。そのためでしょうね、マスクをしている人はほとんど見かけなくなりました。ただ、日本のサイトでPM2.5の分布予想図を調べてみると、今日の北京は7段階の悪い方から3番目の色が塗られています。どうやら季節を問わずマスクは必需品のようです。
2013年6月7日 雨に唄えば(2)
今日の雨はにわか雨。そう言えば驟雨の季節です。いつも感心するのは、雨が降り始めるとどこからかさっと傘を出すんですね。中国の人は。北京なんかほとんど雨は降りません。年に20回ぐらいでしょうか。それでも、さっと傘が出てくる。どういうのでしょうね。天気予報がよく当たる? 生憎用意のない人は大変です。北京の驟雨は凄いですから。水が滝のように落ちてきます。唄ってられません。
2013年6月6日 雨に唄えば
日本では朝目が覚めて雨が降っていると憂鬱な気分になるものですが……北京では違います。「ああいい天気だ」。空気がしっとりして喉にもいい、眼にもいい。道行く人も皆が「雨に唄えば」を口ずさみながら歩いている。そんな感じです。
2013年5月12日 釣り
緑に茂った槐の陰の中、水面に映る対岸の槐の影を見ながらの釣りです。河は通恵河。東に行けば京杭大運河に繋がり、南に下れば外城のお堀に繋がります。これで水さえきれいなら満点なのですが……。
2013年5月11日 35度
強い日差しと高い気温。35度まで上がりました。中庸がない国なのですね。一年を通してほとんどは灼熱か零下の寒さか。お酒といえば薄いビールか40度の白酒か。食べ物といえば馬鹿みたいに辛い料理で、人々の暮らしといえば大金持ちか貧乏人か。中流が大多数を占める社会が良いかどうかは別にして、中国はいつかはそういう社会になるのでしょうか? 少なくとも気候は変わらないでしょうね。お酒も、食べ物も……。
2013年5月8日 キュウリ
ここはキュウリだけを売っています。最近は値段が下がって来ました。一斤(500グラム)で1.5元。一本あたりで言うと、日本円で8円ぐらいです。やはり安いですね。
2013年5月6日 エンドウ
小さい市場ですが売り買いはダイナミックです。エンドウもこうやって売られます。もう十年ぐらい前でしょうか、河北省の邯鄲の近くを旅行している時に農村を通ったのですね。当時収穫されていたのが蒜苗(ニンニンの茎)だったのですが、これが半端な量ではなく車で走っても走っても刈り取られたばかりの蒜苗が山のように積み上げれらており走っても走っても大蒜の匂いの中でした。中国でモノを作るというのはこういうことなのか、と思いました。今日のエンドウからその時の蒜苗の匂いが連想的に思い出されてきました。
2013年5月5日 新幹線
天津に行きました。北京南駅から「高速鉄道」に乗りました。高速道路を走ると2時間半。高速道路ができるまではトコトコトコトコと4時間かかった記憶があります。それが「高速鉄道」だと、何と33分。隔世の感とはこのことでしょう。写真は改札を待つ人々。今の中国は列車のチケットを買うのに身分証明書を必要とします。外国人であればパスポート。チケットにパスポート番号が印字されます。改札には、印字された番号と身分証明書が照合されます。スタッフのお嬢さんがそんな説明をしているところです。日々便利になり、高速化され、大衆化する。同時に、日々管理が厳しくなっていく。矛盾のようでもあり、自然のようでもあり……。
2013年5月4日 新糖蒜
おばさんは卵を売っています。茶色の卵があります。これは、醤油で煮るのでしょうね。手前にあるのはニンニク。「新糖蒜」とあります。糖蒜とは、砂糖水につけたニンニク。シャブシャブの店でよく出てきます。新しいニンニク。新ジャガみたいなもんでしょう。糖蒜を作るのに良い採れたてのニンニク。そういうことなのでしょう。
2013年5月2日 香椿
左手でキュウリを食べながら、右手で野菜を売っています。右手で売っているのは「香椿」と言います。木の芽です。春の新芽しか食べられません。湯をさっと通して塩をまぶしたり、千切りにして豆腐の上に置いたりします。味は、苦く野性的です。「ああ、確かに、木の芽だ」。そういう味です。
2013年5月1日 屋台(2)
午後6時。暮れなずむ時間帯です。自然に人が集まってきます。具が串に刺してありますね。おでんのようですネ。でも、味はメチャメチャ辛いです。唐辛子がたっぷりはいった鍋で煮ていますので。暮れゆく街を眺めながらビールを飲むには良いつまみです。
2013年4月30日 屋台
屋台は冬でもやっています。零下15度のなかでも震えながら鍋を囲みビールを飲んでいますが、ここに来て俄然盛り上がって来ました。やはり、屋台は暑くなければ……。日本にも路上で酒盛りをするところは幾らでもあるでしょうが、チョット雰囲気が違います。ムッとする匂いのなかに唐辛子の香りが強いこと。人々の喋る声が異常に大きいこと。そういうこともあるでしょうが、それだけではないです。享楽的なニオイがします。どう言ったらいいでしょうか? サラリーマンが小遣いのなかで飲んでいる、というよりも日雇いがその日の日当を全部飲んじゃう。そういう雰囲気があります。享楽的であり刹那的であり哀歓的です。
2013年4月29日 外で勉強
朝日のなかで子供が勉強をしています。夜になるとお父さんが同じテーブルでビールを飲みます。家が狭くてもどうってことはないです。たいていのことは道端でできますから。
2013年4月27日 柳絮
何を撮ったかわからないですよね。柳絮を撮りたかったのですね。柳の綿毛です。分かりますでしょうか? この季節になると雪が舞うように柳絮が飛びます。美しいといえば美しいですが、目や鼻に入って迷惑だといえば迷惑です。毎年、柳絮の季節になると思うのですが、人間は目を閉じることはできますが鼻を閉じることはできない。神様が人間を造ったときのひとつのミスではないか、と。馬は鼻を閉じることができますね。人間をお造りになる時にはまだ春に柳絮を飛ばそうとはお考えになっていなかったのか……。アレルギーが問題になり、十年ほど前から並木を綿毛を出す柳や楊樹からイチョウなどに植え替えようなどと言われていたのですが……。最初に柳絮を見たのは1986年、初めて駐在をした歳でした。珍しくも美しく感じられて楊樹の並木の下で飽きずに眺めていたものです。
2013年4月26日 春到来(15)
寒さの間、家に閉じこもっていたお年寄りも外へ出てきます。元気な人は……。団地の中や、街の緑地帯には身体を動かすための器具や卓球台が用意されています。卓球に興ずるご老人の上にも若葉が芽を吹いています。
2013年4月25日 春到来(14)
今日は気温が一気に上がり25度になりました。春を飛び越え一気に初夏に突入の様相です。この写真はまだ気温が上る前、朝の出勤時の様子です。向かって左に槐、右に白楊。新芽から零れ落ちてく葉の気を浴びながらの出勤です。
2013年4月24日 春到来(13)
4月17日の当コーナの写真と同じ場所でのスナップです。緑の密度が一週間でこれだけ違います。小さく薄緑に顔を出した幼葉を可愛いと思っているのも程ないことで、いつの間にか色濃く繁茂し、鬱陶しくなるものそれほど先のことではないのですよね。可愛いさかりは短いもので……。可愛い間に愛でましょう。
2013年4月23日 スモッグ
朝から凄いスモッグでした。マスクをしての出勤。午後出かけるときもマスク。午後6時。フト、西を見ると傾いた太陽がスモッグで霞んで世紀末的な光景でした。
2013年4月22日 雑貨屋
こちらの人だかりは雑貨屋さんでした。オジさんが買おうかどうか迷っているのは針に糸を通す道具です。3元。店のオヤジさんがオバさんに売ろうとしているのはクルミの殻を割る道具。4元。私もひとつ買いました。携帯の電池の充電器。10元。ホントに使えるかしら? 使えても使えなくても、売り買いの楽しさがありますね。
2013年4月21日 春到来(12)
バスを待っていると甘い香りが漂って来ました。振り返るとライラックが咲いていました。そうライラック。毎年、同じ場所で同じライラックを見ます。そして、いつも思います。いつもは、ここにライラックが植わっていることを意識することがないのに、一年に一度だけ香りを嗅ぎ、花を見る。どういうことでしょうね? ライラックの一年は、この短い春に凝縮されてここに在る。そういうことでしょうか。
2013年4月20日 春到来(11)
人だかりができています。行ってみると、お菓子の安売りなんですね。ファインダーで覗いてみると、白楊が芽を出しているのが見えます。ちょこっと肌寒い空気のなかで、霞むような薄緑が震えています。その可愛さにパチリ。
2013年4月19日 春到来(10)
北京の街路樹で最後に芽を吹くのが槐だ、と数日前に書きました。今日は、その槐が芽を出していました。赤い芽ですね。槐が芽を吹くとあとは早いです。アッと言う間に、緑がワッと広がり半月もしないうちに街中が緑の海のようになります。この半月が北京で一番美しい時です。時よゆっくり進んでください。
2013年4月18日 春到来(9)
新聞にこう書いてありました。今年の春は1981年以来の遅い訪れだ、と。どういう意味でしょうか? ちゃんと解説があります。気象学的に春というのは、連続5日間の平均気温が10度を超えるとその一日目が春になる、と。つまり、4月10日が今年の春の始まりであったことになる、と。なるほど。では、平均気温とは何か? これは記事には書いて有りませんでしたのでヤフー百科事典見ました。「日平均気温は、1〜24時までの毎時刻の気温の値24個を平均する場合もあり、また3時間おきの3、6、9などの時刻の8個を平均する場合もある。さらに3、9、15、21時の4個を平均する場合もある。もっとも簡単な方法は、1日の最高と最低の気温の平均で日平均気温を代用することもある。」なるほど。
2013年4月17日 春到来(8)
イチョウの芽が吹き出してきました。柳が芽を出してから3週間ほど経っていますでしょうか。イチョウよりも少し早めに新緑をだすのは楊樹。そして、イチョウよりのかなり遅れて最後に芽を出すのが槐です。毎年同じ順なのですね。たまには少し変えてみても良いのではと思うのですが……。イチョウの新緑も美しいです。その下を歩く人々の顔はみな笑っています。いいですね。冬の間の顔とは違います。冬には皆どんな顔をしているか?皆怒ったような顔をしています。ホント。ともかくも、春がきたのです。
2013年4月16日 春到来(7)
天国みたいですね。宇宙人がこの光景を見て桃源郷かと思ってやってきたら、東海の小島を巡る隣国との争いがあったり、PM2.5が大気中に溢れていたり、はては鳥インフルエンザが流行っていて驚いた。四人の老人に「大変ですね」、と言うと。「それでも天国であることに変わりはないですよ」。そう。中国人と春の光があるところ、たいていのところは天国に違いないです。 
2013年4月15日 春到来(6)
二人の間の距離が微妙です。夫婦にしては遠い、他人にしては近い。あまり仲の良くない夫婦の距離? それは別として、日差しが強いせいでしょうか。犬が日陰に入りたがっているように見えます。春ですね。仲の悪い夫婦(?)の上にも春の陽が惜しみなく降りかかります。
2013年4月14日 春到来(5)
圧倒的な迫力です。白玉蘭です。白玉蘭というのは、ボツンボツンと花を付けるイメージですが、これはグジャと一木全部が花です。お母さん子供を抱いたまま見とれます。
2013年4月13日 春到来(4)
自慢の鳥を新緑を吹いたばかりの枝に掛けます。春ですね。冬はやりません。冷凍との鳥になってしまいますから。鳥もお爺さんに負けず喜んでいるでしょう。枝も嬉しい?
2013年4月12日 春到来(3)
昼間の気温が22度まで上がりました。昨日までは15〜6度どまりでしたので驚くほどの暖かさでした。その暖かさに浮かれたように白玉蘭がポカッと花を開かせました。千昌夫が「コブシ咲くあの丘北国の……」と歌うコブシが中国語で白玉蘭というのかと思っていましたが……念のためにと調べてみたら違うのですね。白玉蘭は白玉蘭。コブシはコブシ。これは、間違いなく白玉蘭のようです。
2013年4月10日 春の市場(5)
「新しいジャガイモだよ」。確かに美味しそうです。でも、ジャガイモって今頃穫れるのでしたっけ? 息子が北海道でジャガイモを作っていまして10月の収穫なもので……。帰って調べてみましたら、中国は世界のジャガイモの20%〜25%を生産。雲南省では年中穫れる、と。なるほど、これも春になって穫れた新鮮なジャガイモなのでしょう。
2013年4月8日 春の市場(4)
赤かぶというのでしょうか? 張りつめた感じで綺麗ですね。針を当てたら割れそうな。売っているお嬢さんも頬が赤くって健康そうです。
2013年4月7日 春到来(2)
この目線の角度が日本人にはできないのですよね。恥ずかしくて。それにしても、誰もが同じ角度であるというのはどういうのでしょうね。小さい頃に誰かに教えられるのでしょうか。中国人のフタッフに訊いたら、「教わるもなにも、これ、普通じゃないですか」ですって。全然普通じゃないですよね。
2013年4月6日 春到来
昼間の気温が15度まで上がりました。今年はじめてでしょうか。春らしい日差しと暖かさになりました。梅もワッと花を開かせ、人もドッと繰り出して来ました。
2013年4月4日 春の市場(3)
チンゲンサイですね。また、綺麗に並べていますね。根の上に青い花が咲いたようです
2013年4月3日 花束
朝の通勤のバスです。このオジサンは花束を持ってどこに行きますでしょう? 誰かにプロポーズに行く? 可能性としては否定しきれませんが、おそらくはどこかに花を届けにいく配達員なのでしょうね。バスに乗って運ぶというのも面白いですね。
2013年4月1日 春の市場(2)
キレイなイチゴですね。何とも鮮やかな赤です。オジサンの手がキレイかどうか気になりますが。
2013年3月31日 春の市場
市場に俄然活気が出て来ました。何とも言えぬ匂いに包まれています。春の香り。筍が並べられています。「今、土の中から掘り出されてきました」。あまりの可愛さにひとつ買ってみました。4元。安いですね。ただ、買って帰ったはいいけど食べ方が分かりません。
2013年3月29日 北朝鮮(16)
教室で8人ほどのチョゴリと制服のお嬢さんが歌を歌ってくれました。そこにも金日成さんと金正日さんの肖像が微笑みかけています。彼女たちは本当に不幸なのでしょうか? よく分からないですね。今回北朝鮮に行って、よく分からないということが分かりました。ただ、この数十年の経済政策は明らかに失敗であり、その失敗にもかかわらず世襲の独裁者が三代続いているという不自然さは拭い去ることはできませんよね。
2013年3月28日 北朝鮮(15)
学校に案内してくれました。平壌市内にある大城区域中学校。ここでも生徒が隊列で歩いていました。隊列の国ですから。ただ、本を読みながら歩いている子が目立ちました。この国にも受験戦争があるのでしょうか? 中学生の割に大きいじゃない? そう。こちらの学制は、幼稚園1年、小学校5年、中学6年、大学4年だそうです。ですので、日本の高校に当たる生徒も半分いるわけですね。中学までが義務教育で授業料は無料。女性の先生が校内を案内してくれました。「大学への進学率はどれくらいでしょう?」。「3割ぐらいです」。「受験戦争みたいなものはお国にもありますか?」「金日成総合大学などの一流校に入るのは大変です。当校からは毎年20名ほどが受かりますが」。なるほど。生徒の服装がみなキチンとしているのが印象に残りました。豊かな家庭の子供達が集まってくる学校なのでしょうね。そして、金日成さんの国にも受験の競争があることを知りました。
2013年3月24日 北朝鮮(14)
これは路面電車。大変スマートです。「エッ、これはどこ製ですか」。「チェコ製です」。なるほど。東欧と緊密な関係を持っていた時代の名残なのでしょう。ガイドさんから東欧の話は何度も聞かされました。例えばこんなふうに。「5,60年代南よりも工業生産力においても軍事力においても明らかに優位だったお国がこれだけ差を付けられたのは何故ですか?」。「ソ連邦の崩壊は大きいです。東欧との貿易は共和国(彼らは自国をこう呼びます)の経済を大きく支えていましたから……」。朝鮮戦争終了時に、南北の人口はそれぞれ一千万人だったそうです。それが、今では、北が二千万人、南が四千万人になっています。その差が経済力の差のバロメーターとして彼らにも認知されています。
2013年3月22日 北朝鮮(13)
平壌の公共交通機関としては、前に紹介した地下鉄のほか、バス、トロリーバス、路面電車があります。写真はトロリーバスですね。無骨ではありますが、どことなく愛嬌もありますね。東京を走るにはともかく、平壌の街にはフィットした姿形です。その街に合ったものしかその街にはない。そういうことでしょうか。
2013年3月20日春の雪
朝起きてびっくりしました。そとが真っ白なんです。街を歩くと街路樹の枝枝に雪がつき、折からの朝日に当たりキラキラと光っています。この冬の最後の贈り物。そんなところでしょうか。あれだけ積もっても、春の雪はどこまでも淡く、午後にはあの輝きが一場の夢のごとくに消え失せてしまいました。
2013年3月19日 北朝鮮(12)
像の前に花をささげ、礼をして帰っていきます。時間にすれば数分のことですし、ある意味淡々としたものです。それにしても、像は大きく、人々は小さく。
2013年3月18日 北朝鮮(11)
金日成、金正日の銅像に向かって人々の群れが間断なく階段を登ってきます。必ず隊列になっているというのがいかにも北朝鮮らしいのです。職場単位というのが多いようです。こういう光景に対して、私たちの頭は「強制されてきている」と先ず反応をするわけですが、今回の5日間の滞在ではまったくそういう印象は持ちませんでした。「本当に自主的にきている」。「心から敬愛している」。そこが不思議でもあり恐ろしいところなのかも知れませんが……。
2013年2月28日 北朝鮮(10)
万寿台は市内にある丘陵地。そこに、丘から大同江を見下ろすように金日成、金正日の巨大な銅像が立っています。高さ70メートル。晴れ晴れとした笑顔です。何の憂いも含まぬような……。それにしても、これほどまでに大きくなければならないのでしょうか? 今回の旅行における最大の謎です。
2013年2月27日 北朝鮮(9)
すらっと直立した少女がこちらを見ています。日本人? 中国人? カメラを向けても姿勢も視線も変わりません。パチリ。まっすぐに伸びた両手が印象的です。カメラを持ったオジサンを彼女は覚えておいてくれるでしょうか。
2013年2月26日 北朝鮮(8)
車両の先頭の壁には金日成さんと金正日さんの肖像画が掲げられています。昨日の話とまとめるとこうなりますかね。地下鉄の照明はかなり暗めです。その暗さのなかで金日成・金正日の肖像画が掲げられており、そして社内には演説のラジオ放送が流れています。そのなかで人々は黙々とひとつの振動の中で揺られています。それが、平壌の地下鉄です。
2013年2月25日 北朝鮮(7)
地下鉄の中です。ホームもそうですが、車内もかなり暗いです。電力不足なのでしょうか。というより、そいう電気の使い方なのでしょう。彼らから見ると足りていないのではないかもしれません。車内の放送が、ずっと誰かの演説を流しています。おそらく演説なのでしょう。少なくとも漫談や天気予報、おいしいキムチの作り方などではなさそうです。暗い中、演説が流れていて、乗客は静かにつり革につかまっている。そういう地下鉄です。
2013年2月24日 北朝鮮(6)
ホームの一角に人がたかっていました。なにかと思ったら新聞が閲覧できるようになっているのですね。中国では昔は街頭に有りましたが。それにしても何故、地下鉄のホームなのでしょうね。幾つもの謎をかけられて帰って来ました。「半世紀以上にわたり、これだけ経済政策を失敗してきたにもかかわらず親子三代の独裁政治が持続するのは何故か」。これなどは大きな謎です。「一方で餓死者数万人の情報が飛び交う中で、平壌の市民は何故これほど穏やかで安定しているのか」。そういう幾つもの謎のなかでひとつの軽い疑問。「新聞を閲覧するコーナーが、何故地下鉄のホームにあるのか?」。
2013年2月23日 北朝鮮(5)
地下鉄に載せてもらいました。友人と二人の旅行でしたが、ガイドさんが二名つくのですね。ツアーの場合、こちらが一名でも十名でもガイドさんが二名つくことに決まっているのだそうです。二名対二名というのは、いつもピッタリした感じで、ちょくちょく、「それ写真撮ってはダメです」なんて言われましてね。「市場を見たいですね」。「ダメです」。「デパートでも良いですが」。「難しいです」。……。そういうなかで、地下鉄経験は朝鮮の人々と今回一番近く接したところになりました。ホームにはゴミひとつ落ちていません。中国とは大違いです。通路の壁には巨大な絵が描かれています。
2013年2月21日 北朝鮮(4)
大きな肖像画と国旗とその間を隊列を組んで歩く人々。昨日、これが北朝鮮の印象だと書きましたが、実はもうひとつ印象に残ったものがあります。柳です。写真の階段の先は河なのですね。大同江という大河です。柳が川沿に植えられているのでしょうか。霧のなかの、葉を落とした柳の枝のシルエットは実に美しいものでした。こうして見ると、赤と青の国旗とも、人々の群れの後ろ姿ともあっていますね。平壤は柳の似合う街。
2013年2月20日 北朝鮮(3)
初めて行った北朝鮮の印象は……金日成さんと金正日さんの肖像画がいたるところに、国旗があちこちに掛かっていて、人々はその間を隊列を作って歩いている。
2013年2月19日 北朝鮮(2)
雪道を小学校に向かう子供たち。多くの子供に会いましたが、どの子も穏やかで明朗。自然に楽しそうなのですね。日本や中国の子供たちとは表情がチョコッと違います。一言で言えば、すれていないということでしょうか。
2013年2月18日 北朝鮮
北朝鮮に行って来ました。4泊5日。北朝鮮版「一期一シャッター」です。飛行機は高麗航空。機材はロシア製のツボルフです。スチュワーデスさんを見て驚きました。顔も身体もふっくらとしていて……嘘か真か「数万人単位の餓死者が出ている」といったニュースばかりが出回っていますので……まあ、確かに餓死寸前のスチュワーデスさんが乗客に食事を配っているという航空会社はないでしょうね。
2013年2月11日 春節(6)
正月二日。店はほとんど閉まっていますが、逆に繁盛しているのは果物屋さん。贈答用の果物のケースが、それこそ飛ぶように売れていました。モノを贈ったり贈られたという習慣が強いのでしょうね。
2013年2月10日 春節(5)
春節は魚屋さんの稼ぎ時。「年々有余」(年々余り有り)の余と魚の音が同じであることから、どの家庭でも、今年も「余」有ることを祈り「魚」を食べます。魚にするとエライ迷惑な話で、「魚」の発音を変えて欲しいところでしょう。
2013年2月9日 春節(4)
今日は大晦日です。市場に近い路上です。売られているのは紙のお金です。あの世で先祖がお金に困らないように燃やすのですね。清明節の時によく見かけますね。春節でもするのですね。燃やすのは、道です。道を通ってご先祖様に届くわけでして……。清明節の後にの出勤の朝に会社の近くの三環路で何か燃やされた跡を見かけます。三環路というのは車の通行量の多い幹線でして、今の北京の車社会の象徴のような道なのですが、その道を通してご先祖様にお金を届けようという発想に違和感を覚えるのですが、燃やす本人には自然なことなのかも知れませんね。
2013年2月8日 春節(3)
通勤のバスも地下鉄もガラガラです。街を走る車もまばら。逆に盛り上がってきたのが特設の屋台のお店です。これは宜興の紫砂壺ですね。「特価20元」とありますか? 宜興の紫砂壺。手作りの高いものは数万元もしますが……。茶器の専門店で40,000元なんていうのを見ると、「急須一個でなんでこんな高いのかしら?」と不思議に思いますが、20元ですと、これまた「型出しにしても、なんでこんな安いのかしら」とこれまた不思議ですね。ただ、値段は別にして、こういう場所で気に入った茶器を探すのは楽しいことに違いありません。
2013年2月7日 円筒ワンタン
2月3日に紹介した手を入れる筒。今日売っているのをみました。名前は「円筒抄手」というのだそうです。いいですね。私もひとつ買ってみましょうか。「抄手」というのは何かと思って辞書を調べましたらワンタン。中国人のスタッフに「円筒はわかるけどなんでワンタンなの?」、と尋ねましたが分かる人はいませんでした。手品でここからワンタンを出したのかしら……。
2013年2月6日 今日は快晴
今日は快晴。朝日が眩しいです。写真は街の清掃をする人たちです。早朝の仕事を終え、日が昇る頃に引き上げていきます。仕事を終えた安堵感と、太陽が顔をのぞかせる嬉しさと。
2013年2月3日 また雪
雪かと思えば霧。霧かと思えば青空。青空かと思えば雪。今年は忙しいですね。ところでこのお嬢さんの手。中国の昔の服の袖は長くて両手を重ねて袖の中に入れているのを映画などで見ますね。いや、こういうのもあったでしょうか。筒でしょうね。こんな事するなら手袋をすればいいじゃない? いやいやこっちのほうがカッコイイ? 手袋よりもすぐに素手になれる? どこかで売っているのでしょうね。
2013年2月2日 春節(2)
ここは泥人形を売っているお店ですね。ドラエモンもありますね。もちろん、知的所有権は侵害されているのでしょうね。それでも、こういうご時世ですので、日本製のキャラクターがまったくないというのも寂しいですよねえ。
2013年2月1日 霧だ、いや空気汚染だ(9)
今日は一転青空が広がりました。昨日までの霧が嘘のようです。更に驚いたのは、雲にそこはかとなく春の雰囲気が漂うことです。何というか……神様が見えないように霧の覆いをして春の準備をしていた。準備が終わったところで多いを除けた。そんな感じでしょうか。
2013年1月31日 霧だ、いや空気汚染だ(8)
連続4日の霧です。事務所には空気清浄器を買いました。620元。私も今日からマスクをすることにしました。ファッションマスクではなく防染マスク。冬の北京は寒いだけでも大変なのに、汚染による濃霧なんて、ひどいことになりましたね。
2013年1月30日 霧だ、いや空気汚染だ(7)
3日続けての記録的な空気汚染によるスモッグとなりました。でも市民は文句も言わず黙々と生活をしている。ある意味、空気汚染も天気のうち、ということでしょうか。
2013年1月29日 霧だ、いや空気汚染だ(6)
昨日、今日と凄い霧です。新聞によると今年4度目の大規模の空気汚染だそうです。窓を開けるな、外へ出るな、とのこと。そのうち、息をするな、と言われそうですね。オフィスの向かいのビルが壁全体を広告板にしています。朝の9時過ぎ(夜ではないです)。広告もその向こうのビルも霧の中です。広告に映っているのは、「ニュースが選んだ全軍と武装警察の100名の班長」というキャンペーン。いよいよ殺伐としてきた?
2013年1月28日 春節
春節用の飾りなどを売る屋台が街に出てきました。この店は、部屋中が真っ赤ですね。何を売っていますか。室内に飾るものなのでしょうが、中国の人は本当にこういうものを部屋にかけるのでしょうかね。掛けて部屋が綺麗になるような感じがしませんけどね。それとも、綺麗とか綺麗じゃないとかではなく、春節には部屋にかけることになっている。そういうことでしょうか。
2013年1月27日 私の住む街(18)
軒下に魚が干してあります。結構な量ですね。近づいてよく見ると鮭のようです。杭州ではアヒルの肉を軒下に干しているのを見たことがあります。いずれも冬ですね。内蒙古で羊をさばいた時に一度には食べきれませんので肉をパオとパオの間に紐を通して、そこに肉を掛けて干し肉を作ります。これは夏です。その干し肉には独特の甘さが加わります。さて、こちら、洗濯物も靴も一緒に乾してあるのが気になりますが……。
2013年1月26日 私の住む街(17)
露天の市場でオジサンが売っているのは何でしょう。赤いバケツに入っているのは唐辛子ですね。それを手製の道具に入れ手でグルグル回して粉にします。その粉にしたものはビニールの袋にたまります。その重さを計ってお金をもらいます。どことなく牧歌的な商売ですね。唐辛子は生ではありません。油で炒めてあります。そうでないと美味しくないそうでして。
2013年1月23日 霧だ、いや空気汚染だ(5)
朝から深い霧でした。霧なのか汚染なのか皆わからなくなってきて、俄然防染マスクをつける人が増えてきました。「これ、似合うかな?」。「馬鹿だな、そんな事言ってられないんだよ」。
2013年1月21日 雪を踏んで……
昨日の雪を踏んでの出勤になりました。靴から伝わる雪の感覚はシャキシャキと爽快ですが、この雪がスモッグをキレイにしてくれたわけではなさそうです。報道では水曜日の風を待てとか。
2013年1月20日 雪だるま
また雪でした。こう降ると驚きと喜びがなくなりますね。驚きといえば、雪だるまですね。人類で、誰かが最初に雪だるまを作った時にはみな驚いたと思うんですよね。人類が初めて雪を見た時も驚いたでしょうけどね。それ以来、人が作る雪だるまは何時でも何処でも同じ形で……。誰も見たことのない雪だるまを作る子供の出現に期待をしたいですね。
2013年1月19日 ディズニー英語教室
街にディズニー英語教室というのがあります。対象は就学前の児童なのですが、これが大変な大ヒットでして子と親が溢れるように集まってきます。確かに子供をターゲットにしたビジネスは狙い目でして……とは言っても、それなりのアイディアとそれなりの経営手法とそれなりの資本がなければ成功することはないのですが。ともかくも、このディズニー英語教室は大したものです。
2013年1月18日 電信柱にペンキ塗り
電信柱にペンキを塗ってどうするのでしょう? 電信柱の色が気に入らないから別な色にしようか。そんなんじゃないです。そこに書かれた文字を消そうとしているのです。何が書かれているのか? 卑猥なこと? そうじゃないです。共産党批判? それも違います。「領収証売ります」とか「印鑑作ります」とか。今の多くの中国人の頭にあるのは、どうしたらお金が儲かるか。それも、「どうやって人を騙してお金をもうけるか」ということなのでしょうかね。
2013年1月17日 霧だ、いや空気汚染だ(4)
久しぶりに霧が晴れ光が射しました。コックさんたちが陽に当たっています。「ああ、よかった太陽はまだ中国に残っていたんだ」。高い帽子を逆行で射してくる光が美しいです。
2013年1月16日 霧だ、いや空気汚染だ(3)
北京はどうなっちゃうのでしょうね。北京に住んでいる私たちもどうなっちゃうのでしょうね。中国の新聞では「風が吹けばすぐにおさまる」とのことですが……。同じく、新聞には市の衛生局が発表をしたという5項目の注意というのが載っています。できるだけ外出しない。タバコを吸わない。窓を開けない。洗顔、うがいの励行。刺激性の食べ物を避ける。ですって。最後が気になりますね。今日は四川料理でビリビリ痺れようかと思っていましたので。
2013年1月15日 スキー場
スキー人口が急速に増えているといいます。ステータスシンボルになるとのこと。道具にお金がかかりますし、車を持っていないといけませんし。女の子としては、「映画に行こうか」と言われるよりも「スキーに行こうか」と誘われる方が嬉しい? 写真は南山スキー場と言って北京から一番近いスキー場です。車で2時間。雪は人工雪です。山の上のあずま屋が中国らしいですね。平日でも2000名ぐらいのお客さんが来るといいますので大したものです。
2013年1月14日 霧だ、いや空気汚染だ(2)
今日は普通のマスク、つまり感染予防を目的としたマスク、が目立ちました。そりゃ、できるだけ外に出るな、汚染がひどい地区では学校で外ので体育の事業を中止しろ、と言っているくらいですから、「マスクはファッションだ」なんて言っていられないですね。
2013年1月13日 霧だ、いや空気汚染だ
今日も朝から深い霧。ふと、戦後詩を代表する関根弘の詩を思い出しました。「アメリカはなんでも一番 霧もロンドンより深い」「紐育では霧をシャベルで運んでいる」。こんなのでしたか。中国は霧でもいよいよアメリカを抜いたか、と。ところが、これは霧ではなく空前の空気汚染なのだそうです。テレビでも報道しており、「外にでないよう」ですって。冗談じゃないですよね。「外に出ないよう」じゃなくて汚染を出さないようにして欲しいですよね。まあ、こういう報道をすること自体が大変な進歩といえるのでしょうが、もしかしたら数年前からアメリカが自国の大使館に汚染計測器を取り付け汚染度を毎日発表している影響があるのかも知れませんね。やはり、「アメリカはなんでも一番」。
2013年1月12日 赤の世界
デパートの柱が赤で覆われ、赤いボンボリの列に灯りがともります。寒さの盛りのなか、そこにひとつの別世界が現出します。春節が近いんだ。今年の春節はいつだったでしょうね。2月10日? ともかくも、赤の世界の現出に、春節の到来に思いを馳せることになります。
2013年1月11日 ipod
二階建てバスを使ったipod の広告です。目立ちますね。ビルの上から見ていると10分おきぐらいに走っています。随分塗ったのですね。日本のメーカーですと東芝なんかが昔やってましたね。効果がありますでしょうか?
2013年1月10日 マスクはファッションだ!(5)
今日のお嬢さんは赤いベラベラっとしたのを2つ付けていますね。ハートの形でしょうか? よく見ると袖口にも左右二つづつ。ベレベラが好きなのでしょうが、全部自分で付けたものなのでしょうか? それとも、袖口のは服に付いていて、マスクだけは自分で付けた? どうでもいいですね。
2013年1月9日 マスクはファッションだ!(4)
中国の小学生の登校は親が送ります。歩いて送られる子、自転車で送られる子、タクシーで送られる子、自家用車で送られる子。自家用ヘリコプターで送られる子。いろいろです。
2013年1月7日 マスクはファッションだ!(3)
今日は若いママです。白いウサギさんアップリケのついたピンクのマスクと薄いピンクの大きな耳あて。寒さに乗じてオシャレを楽しむ。そんなところでしょうか。
2013年1月6日 私の住む街(16)
市場で魚を売っています。活きたまま売る魚は100%淡水魚です。鮒とか鯉とかですね。お客さんが気に入ったら重さを計り、料金を確認します。それで良ければ、魚をさばいて渡します。水は半分凍っていますが、魚は水の冷たさを感じていますでしょうか? 一句。震えつつ腹の白さや冬の鮒。
2013年1月5日 マスクはファッションだ!(2)
右の女性は髪も顔も隠してアラビアの女性のようですね。これで帽子が黒ければね。左はクマさんでしょうか。マスクというより、上に伸ばしてこのまま仮面にした方がいいくらいですね。
2013年1月4日 マスクはファッションだ!
日本ではマスクは風邪をうつしたくないとかうつされたくないでかけますね。北京では、多くの女性がしていますが、それはむしろ防寒のためでしょう。マフラーや帽子と同じ。それだけにファッション化しやすい。そう。マスクはファッションです。この女性、顔のほとんどがマスクですね。お見合いの席で……。「もしよろしかったらマスクを取っていただけますでしょうか?」。「何故ですの」。「素顔も選択の大切な要素ですので……」。「でしたら、乳房も選択の大切な要素だから服を脱げとおっしゃいますの?」。困りますね。
2013年1月3日 靴直し
レンブラントの絵みたいですね。気に入った靴があるのですが底がすり減ってきてしまいました。捨てなきゃダメかな。惜しいな。と思っていたのですが、家の近くの道端で靴直しをしているオジサンに訊いてみました。「ああ、簡単だよ」と言って底にゴムを貼り付けてくれました。両足で20元。あと一年ぐらい履けるかしら。以前にもこのオジサンに部屋の合鍵を作ってもらったことがあります。「簡単だよ」と言って1分もかからず作ってくれました。3元。他所よりも早くて安い。ところがこの鍵では閉めることも開けることもできません。翌日持って行って、開かないよ、というと、黙って削り直してくれました。でも、やっぱり閉めることも開けることもできません。その時、「ああ、開かない合鍵というのは何の役にも立たないものだな」と人生の深奥を極めた言葉がヒラメキ、ああこれが悟りの境地というものか、と思ったものです。今度の靴は大丈夫でしょうか。
2013年1月2日 二九
中国には数九という数え歌があります。冬至から最初の九日間を一九といい、次の九日間を二九といい……九九=八十一日間まで数えます。何を数えるかというと、「寒さ」を数えます。一九二九不算九、三九四九凍死猫狗。五九六九楊花看、七九開河、八九雁来。(一九二九はものの数ではなく、三九四九は犬猫も凍り死ぬ。……)。言葉は幾つもあるようで、一九二九不出手、三九四九冰上走などというのもあります。今日は二九に当たるのですが、寒いのなんのって、「不出手」どころか首も出したくない寒さでした。最高気温がマイナス4度。その寒さのなかで糖胡芦を売る健気さに思わずパチリ。
2013年1月1日 日向ぼっこ
元旦も日向ぼっこで始まります。大晦日も日向ぼっこで終わりました。毎日同じ時間、同じ場所で日向ぼっこをします。メンバーも同じ。ただ、メンバーはすこしずつ変わります。気付かないうちに王さんがいなくなり……気付かないうちに張さんが加わり……気付かないうちに趙さんがいなくなり……、でもだいたい5人ぐらいで。十年後にここに来ても、やはり5人ぐらいが日向ぼっこをしているでしょう。メンバーは全員入れ替わっているでしょうが。主役は人ではなく、「日向ぼっこ」。

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